あいれぼ IDOL☆REVOLUTION | |||
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ブランド名 | SIESTA | ジャンル | アイドル育成型ADV |
発売日 | 2008.11.28 | 定価 | \9,240 |
パッケージ | 紙製パッケージ(168x232x41mm) | マニュアル | A5ブックタイプ |
DISC容量 | GAME DISC : 1.15GB(DVD-ROM) あいれぼ初回特典マキシシングル : CD-DA=92.3MB、CD-DA3トラック |
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原画 | 雨音颯、ゆきうさぎ、 稲垣みいこ、moriC、香月稜 |
シナリオ | 中森南文里、風間ぼなんざ、 野菜王子、沢柾機、てつじん |
音楽 | 19曲、Manack、景家淳 | 歌 | あり(2曲、OP・ED)、榊原ゆい |
音声 | 主人公以外フルボイス、青井美海、風音、民安ともえ、みる、まきいづみ、 如月葵、芹園みや、金田まひる、大久保けんたろう、広野大地 |
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インタフェース | ほぼフルキーボードサポート | 描画 | Window・フルスクリーン両対応、 800x600 |
セーブ箇所 | 80箇所 | CG枚数 | 112枚 |
おまけ | CG mode、Scene mode、Music mode、Staff room | ||
対象属性 | アイドル、純愛、幼なじみ、お兄ちゃん、ボブカット、ヘアバンド、お嬢様、黒髪、 ストレートロング、アホ毛、金髪、ツインテール、巨乳、サイドポニーテール、リボン、 眼鏡っ娘、メイド服、ご主人様 |
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1プレイ時間 | 4〜5時間 | お奨め度 | 6 |
レビュー |
概要 |
主人公はアイドルプロダクション「ANGELIC HIGH」の新人プロデューサー。 会社の命運を賭けた一大プロジェクト「アイドルレボリューション」を任せ られた主人公は、アイドル達のプロデュースを行っていく。果たして、 プロジェクトの行方は。アイドル達はどう成長していくのか……という、 アイドル育成アドベンチャー。 |
キャラクター・CG・音声・音楽 |
キャラクターは以下の通り。 美墨陽子(みすみようこ)。(CV:如月葵) プロダクションの社長。1人で会社を立ち上げた凄腕の女傑。明るく気さくで 親しみやすいが、仕事に対しては厳しく妥協しない。 浅倉美咲(あさくらみさき)。(CV:青井美海) 主人公がプロデューサーになる前に公園で出会った女の子。優秀な成績で オーディションを通過し、アイドルレボリューションに参加する。 明るく素直で誰とでも仲良くなれる。頑張り屋さん。勉強は苦手。 佐伯加奈(さえきかな)。(CV:民安ともえ) 主人公の従妹。主人公のことを「お兄ちゃん」と呼び慕い、いつも主人公の ことを気にかけている。我が儘で傍若無人だが、明るく元気なムードメーカー。 かつトラブルメーカー。小悪魔妹系アイドル。 綾小路沙也香(あやのこうじさやか)。(CV:風音) オーディションを優秀な成績で通過したお嬢様。歌で世界制覇を目指す。 我が儘で気が強くて負けず嫌い。でも、思いやりがあり優しい一面も。 無敵のお嬢様アイドル。 桜井桃花(さくらいももか)。(CV:みる) 気が弱く恥ずかしがり屋で男性が苦手な女の子。この性格を直すため、友達と 一緒にオーディションに申し込む。動物大好き。ドジ。 スタイル抜群のドジっ娘アイドル。 芹沢彩乃(せりざわあやの)。(CV:まきいづみ) 事務員の面接でやってきた女の子。真面目で頭が良くて気遣いも出来る優しい娘。 なんでもそつなくこなす優等生。メガネを外せば魅惑のアイドル。 絵の方はすっきりとした可愛らしい絵柄。表情豊かで魅力的です。原画家さんが 複数いますが、絵柄にそれほど大きな差はなく、特に違和感はありませんでした。 CGは明るめの発色で丁寧に処理されていますが、一部ちょっとギラギラした絵が あったり、ややバラツキがあるように思えました。 立ち絵は表情変化・ポーズ変化共にあり。ただし、ポーズ変化はパターンは 少なく、キャラによってはほとんどありません。 そのかわり、ところどころにデフォルメ絵が入ったりと、演出は面白いです。 キャラクターは個性豊かな面々揃い。同じアイドルでも色んな方向性のキャラが 揃っていて、バラエティ豊かです。サブキャラもいい味出してます。 スメラギさん萌え。←犬です 音声はキャラクターとのマッチングは良く、演技の方も問題なし。 淫語は一応伏せ字になっていてピー音も入るんですが、短くちっちゃくピーと 鳴るだけなので、ほぼそのまま聞こえます。 アイドル物ということで、歌に期待したんですが、残念ながら1人1曲まるまる 歌ったりすることはありませんでした。 音楽は明るくほのぼのとした雰囲気の曲が多め。作品の雰囲気を柔らかく包んで くれるような感じです。コミカルな曲や静かな曲もあり、シーンに良くあっていると 思います。 ゲームを開始すると、プロローグの後にオープニングアニメーションが流れます。 歌は明るくポップで爽やかで、とても聴きやすい歌。もう少しアイドルっぽい 可愛らしさがあってもいいかな? とは思いましたが、まあこれはこれでアリかと。 絵の方はキャラクター紹介・シーン紹介的なもの。最初のアニメーションはよく 動いていて良かったんですが、それ以降はアニメーションらしいアニメーションは なくてちょっと残念。でも演出は凝っていて見応えありました。 エンディングも歌あり。落ち着いた雰囲気の、それでいて可愛らしさもある、 聴きやすい歌。ラストの雰囲気をしっかりと楽しめる、優しい歌ですね。 |
システム |
インタフェースはほぼフルキーボードサポート。CGモードなどごく一部を除き 全てキーボード操作が可能です。 既読スキップ、強制スキップ、バックログ、オートモード搭載。 バックログはマウスのホイール機能に対応しており、音声の再生も可能です。 通常のメッセージ送りもホイールで可能です。 描画はWindow・フルスクリーン両対応。画面サイズは800x600です。 動作は比較的軽快。スキップ動作も高速です。 セーブ箇所は80箇所。セーブ/ロードは随時可能です。 セーブデータはセーブ日時の他、シーン画像とメッセージの一部が保存されます。 数としては、選択肢の数がそれほど多くなく、シナリオの分岐は明確なので、 それだけあれば充分でしょう。 システムはマップ移動場所選択+選択肢決定型のアドベンチャー。 マップ移動場所選択は、誰がどこにいるのか表示されていて、誰に会いに行く のかを選ぶような感じですので、空振りすることはありません。 ディスクレス起動可。バックグラウンドでの動作も可能です。 主人公の名前は「風間優二(かざまゆうじ)」固定です。 |
シナリオ・プレイ感 |
ゲームは主人公がアイドルレボリューションのプロデューサーとして、新人 アイドル達を担当するところから始まります。アイドル達をプロデュースして いき、アイドルレボリューションを成功させるため頑張る……という感じ。 前半は新人アイドル達がレッスンをしたり、オーディションを受けたりしつつ プロデューサーとの距離を縮めていく感じ。 後半は各ヒロインの抱えた問題や、アイドルとしての欠点を克服して、頂点に 向かって駆け上がっていくという感じです。 最後はご都合主義満載で駆け足な展開ですが、綺麗に終わってくれるので、 プレイ後の気分は爽快です。若干の切なさもありますが。 この作品、前半は5人が協力したり、支え合ったりして、いい感じに進んで いくのですが、個別ルートに入ると、他のキャラとの絡みが極端に減り、 他のキャラも並行してプロデュースしているはずなのにほとんど触れられなく なるため、やや不自然というか、物足りなさを感じました。 この作品は、元々の発端が「アイドルレボリューション」に向けて5人の アイドルを育てていくわけですが、個別ルートに入ると、対象となった アイドルのことしか描かれなくなってしまいます。 せっかく5人同じプロジェクトにいるんですから、ハーレムエンドが欲しい 訳じゃないですけど、5人みんなでアイドルユニットとして成功するような エンディングも欲しかったなーと思いました。 結局、誰か1人しか上手く行かないんですよね。いや、他の人も上手くいって いるのかも知れませんけど、ほとんど描かれませんし。 H度はやや高め。各ヒロインとも複数回(4回)用意されています。尺の方は そこそこ長め、描写もそこそこ濃いめです。2回戦も用意されています。 内容的には純愛系のラブラブHですが、マトモにベッドの上でHするような シーンは少なく、屋外とか事務所とか、やりたい放題です。 テキストは誤字等はほとんど気にならず、テンポ良く読みやすいテキスト だと思います。 |
プレイ時間・難易度 |
ゲームは10/15から始まります。 ゲーム期間は3ヶ月弱。前半は1日ずつ進んでいきますが、後半はイベントが ある日のみをプレイしていくような感じです。 ワンプレイは4〜5時間。テンポ良くサクサク進むので、かなり短く感じました。 7割ぐらいは共通部ですが、共通部も個別イベントが用意されているため、 2周目以降はスキップを使ってもそんなには短縮できません。 難易度はやや低め。基本的に狙ったキャラと逢い続けていればOKです。 選択肢も、そんなに悩むことはないかと。 |
総評 |
お奨め度ですが、アイドル物が好きな人にお奨め。 短い期間でトップアイドルを育て上げるというサクセスストーリーで、色んな トラブルや葛藤を乗り越えつつも頑張っていくところが描かれています。 周りのみんなと支え合いながら頑張るところなんかはなかなかいいですね。 ただ、個別ルートに入るとそのヒロインのことしか描かれなくなり、他の アイドルも活躍しているはずなのにさらっとスルーされたりと、いまひとつ 「アイドルレボリューション」の存在価値が薄くて、盛り上がりに欠けた ような気がします。 また、後半はものすごい駆け足で、一山を越えたら全てがとんとん拍子に 進んだりと、ご都合主義感も強く、今ひとつ感情移入しづらかったです。 ただ、キャラクターは個性豊かで魅力的ですし、純愛物にしてはH度も高く、 キャラクターメインで見ると充分良くできた作品だと思います。 雰囲気やコンセプトが気に入った人はどうぞ。 最後に。まあ、どう見てもアイドルマスターなわけですが(笑) # らぶドルでも可(笑) アイドル予報士スメラギさんって、どう考えても戦術予報士を意識 してますよね? 意識してますよね?(^^; |