メアメアメア
ブランド名 mana ジャンル ツンなサキュバス育成ADV
発売日 2008.11.19 定価 \8,800
パッケージ 紙製パッケージ(168x232x43mm) マニュアル A5ブックタイプ
DISC容量 4.05GB(DVD-ROM)、Alpha-ROM
原画 丸ちゃん。 シナリオ 藤原休樹with企画屋
音楽 21曲、VWN、F-ACE、
C.G mix		 歌 あり(1曲、OP&ED)、
KOTOKO to 詩月カオリ
音声 あり、木野原さやか、唯香、奥川久美子、越智悠、あさり☆、加古川高、田村健一
インタフェース フルキーボードサポート 描画 Window・フルスクリーン両対応、
800x600
セーブ箇所 100箇所+クイックセーブ3箇所 CG枚数 75枚
おまけ CG鑑賞、シーン鑑賞、BGM鑑賞、キャラクター鑑賞
対象属性 ドタバタ、学園物、悪魔っ子、金髪、羽根、尻尾、スクール水着、ツンデレ、眼鏡っ娘、
オーバーニーソックス、体操服、ブルマ、妹、ボブカット、ボクっ娘、お兄ちゃん、銀髪、
縦ロール、女教師、白衣、ご主人様、姉妹丼
1プレイ時間 5〜7時間 お奨め度 6
レビュー
概要
ある日、主人公の前に、1人のサキュバスが現れる。そのサキュバスは、
主人公を自分の僕にするといい放つ。しかし、そのサキュバスは新米で、
Hに疎い上に、敏感体質だった。主人公は、サキュバスが一人前になれる
よう、特訓の手伝いをするハメになる。サキュバスとの生活は、果たして
どうなるのか……という、ツンなサキュバス育成アドベンチャー。
キャラクター・CG・音声・音楽
キャラクターは以下の通り。

イルギット=ナイトメア。(CV:木野原さやか)
主人公の前に現れた新米サキュバス。通称・イル。
気が強くてプライドが高く、我が儘で意地っ張り。しかし、Hの知識は乏しく、
大事な所でセリフを噛んだり失敗したり、かなりドジ。牛乳が大好き。

槇野七菜(まきのななな)。(CV:奥川久美子)
主人公のクラスメイトで、クラス委員長。必要以上のことは話さない無口な子。
男子に人気があり、毎週のように告白されている。なんでもそつなくこなす。

藤野瑠璃(ふじのるり)。(CV:越智悠)
主人公の妹。一週間に一度は掃除と洗濯をしに主人公の家を訪れる。明るく
元気いっぱいの女の子。主人公を「兄ィ」と呼び慕う、お兄ちゃん大好きっ子。
料理が得意。

メリッサ=ナイトメア。(CV:唯香)
通称・メル。イルの妹。姉とは違い、若くして一人前の天才サキュバス。
イルのことが大好き。時代劇も大好き。胸がないのを気にしている。

絵の方は柔らかいタッチのとても可愛らしい絵柄。表情豊かで活き活きとして、
とても魅力的だと思います。
CGは明るめの発色で丁寧に処理されており、見栄えもいいですね。
立ち絵はポーズ変化・表情変化共にあり。変化は大きく解りやすく、コミカルな
表情なんかもあり、見ていて楽しいです。会話に合わせてコロコロ変わるので、
感情移入もしやすいです。

キャラクターはサキュバス2人はツンデレ系、他の2人は基本的に素直なキャラ
という配置。どのキャラも活き活きとしていて、会話もテンポ良く楽しいです。

音声はキャラクターとのマッチングは良く、演技の方も問題なし。

音楽は明るくほのぼのとした雰囲気の曲が多め。ラテンな雰囲気の曲もあったり、
楽しくコミカルな雰囲気が漂います。

ゲームを開始すると、プロローグの後にオープニングアニメーションが流れます。
歌は明るく可愛らしい曲で、合いの手が入ったり、とても楽しい雰囲気でいい
ですね。
絵の方はキャラクター紹介・シーン紹介的なものですが、歌に合わせてあったり
見応えはありました。
システム
インタフェースはマウスカーソルのキーボードエミュレーションによるフル
キーボードサポート。
既読スキップ、強制スキップ、バックログ、オートモード搭載。
バックログはマウスのホイール機能に対応しており、音声の再生も可能です。
音声のリピート再生も可能です。

描画はWindow・フルスクリーン両対応。画面サイズは800x600です。
動作は比較的軽快。スキップ動作は高速です。

セーブ箇所は100箇所+クイックセーブ3箇所。セーブ/ロードは随時可能です。
セーブデータはセーブ日時の他、話数とタイトルが保存されます。
数としては、選択肢はそれほど多くなく、これだけあれば充分だと思います。

システムはオーソドックスな選択肢決定型のアドベンチャー。

Alpha-ROMによるプロテクトが施されており、初回起動時のみディスクチェックが
入ります。以降はディスクレス起動可。
バックグラウンドでの動作は可能です。
主人公の名前は「藤野秀輝(ふじのひでき)」固定です。
シナリオ・プレイ感
ゲームは主人公にところにイルがやってくるところから始まります。主人公を
下僕にすると言い放つイルだが、サキュバスとして未熟で、逆に主人公にやり
こめられてしまう。見かねた主人公は、イルが一人前のサキュバスになれるよう
特訓に付き合うことになる……という感じ。

前半はイルに一人前のサキュバスになるための特訓をしていきます。
まあ、ところ構わずHしまくるだけですが。

後半は、各ヒロインとの関係が進展していき、イルとの関係を中心に、人間
関係が変わっていきます。

ラストは唐突で中途半端な終わり方で、ちょっと肩すかしでした。
まあ、エピローグでフォローはされるんですが。

H度は高め。イルはかなり多くのシーンが用意されていますが、他のキャラは
1〜2回と少なめです。尺の方はそこそこ長め、描写はかなり濃いめです。
内容的には、イルとは一人前のサキュバスになるための特訓がメインです。
いろんなところでいろんなHをしますので、バリエーションも豊かで、数も
多いため、充分満足できるでしょう。ただ、敏感体質というのが、後半に
なるとあまり活かされていないのはちょっと勿体ないなと。
イル以外のキャラは、最後に気持ちを通わせたり、関係が変わることによって
Hシーンに入るという感じで、唐突な上、回数も少なく、やや物足りません。

テキストは誤字等はあまり木になりませんでしたが、文頭に『、』や『」』が
来ることが多々ありました。テンポは良く、読みやすいテキストだと思います。
プレイ時間・難易度
ゲーム期間は不明。日付の経過も特に描写されません。

ワンプレイは5〜7時間。シナリオによってやや差があります。
共通部でもイベントの分岐は多いので、コンプリートしようと思ったら、
2周目以降もそれなりに時間はかかるかと思います。

難易度はやや低め。それほど選択肢の数は多くなく、シナリオの分岐に絡む
選択肢は1つ2つです。ただ、ほとんどの選択肢がイベントの分岐になっており、
コンプリートするためにはほぼ全ての選択肢を選ぶことになります。
あと、選択肢1つでシナリオが分岐したりしますので、狙ったシナリオに入れ
ないことも。
総評
お奨め度ですが、簡単お手軽H教育物が好きな人にお奨め。
サキュバスにHを教えるというシチュエーションはなかなか面白く、いろんな
場所でいろんなHが展開され、たっぷり楽しめるかと思います。
また、イル以外のキャラも絡んで来て、ドタバタで楽しい展開になります。
サキュバスにHなことを教えつつ、学園生活を送っていき、自宅では2人の
サキュバスと妹に振り回されます。

ただ、ラストは唐突で尺も短く、一山越えてすぐエンディングという感じですし、
しかも中途半端で投げっぱなしな終わり方が多く、「え? それで終わりなの?」
という印象が強いです。

また、イルに関してはイベントも多く、Hシーンもたっぷりで、充分満足出来ると
思いますが、他のキャラはイベントも少なく、何よりHシーンがほとんどなくて、
かなり物足りなさが強いと思います。

でもまあ、趣旨が非常に明確でわかりやすく、キャラクターも魅力的でとても
可愛らしく、キャラクター重視のゲームとしてはとても良くできていると思います。
キャラクター、特にイルが気に入った人は是非どうぞ。
ただし、ストーリー性なんかには期待しないこと。

最後に。マツゲンエンドはないんですか? ←ねーよ


七菜がサキュバスのハーフという設定、もっと早くバラしても良かったんじゃ……。
まあ、メーカのサイトのキャラクター紹介ではばっちり書かれてますが。


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