残暑お見舞い申し上げます。〜君と過ごしたあの日と今と〜 | |||
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ブランド名 | めろめろキュ〜ト | ジャンル | ノスタルジック青春群像ADV |
発売日 | 2008.02.29 | 定価 | \9,240 |
パッケージ | 紙製パッケージ(236x163x36mm) | マニュアル | A5ブックタイプ |
DISC容量 | 5.24GB(DVD-ROM) | ||
原画 | 榊MAKI、瑠奈璃亜 | シナリオ | のがみとしあき、藤崎竜太 |
音楽 | 17曲、Lip on Hip、 bAsHEE、Wacha |
歌 | あり(2曲、ED)、霜月はるか、 新堂真弓、成瀬未亜 |
音声 | あり、神村ひな、新堂真弓、成瀬未亜、北都南、一色ヒカル、かわしまりの、 理多、いちごみるく、永倉仁八、小次狼、藤森ゆき奈、星乃あずみ、香澄りょう、 狛乃ハルコ、草村ケイ、柚季、越雪光、蔵前力士、桜井雅斗、森田悟、P助、真田雪人 |
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インタフェース | フルキーボードサポート | 描画 | Window・フルスクリーン両対応、 800x600 |
セーブ箇所 | 100箇所+クイックセーブ1箇所 | CG枚数 | 95枚 |
おまけ | CG鑑賞、シーン回想、BGM鑑賞、ムービー鑑賞、スタッフロール鑑賞 | ||
対象属性 | 純愛、幼馴染み、赤髪、ポニーテール、リボン、オーバーニーソックス、眼鏡っ娘、 青髪、アホ毛、委員長、女教師、ピンク髪、ツインテール、触角、ストレートロング、 黒髪、帽子、金髪、お嬢様、ツンデレ |
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1プレイ時間 | 8〜9時間 | お奨め度 | 5 |
レビュー |
概要 |
のどかな田舎の村で、平凡な学生生活を送る主人公。しかし、再開発計画の ために村がダムの底に沈むことが決まる。村での最後の夏休み、この村での 思い出を残すため、映画を制作することを決める主人公達。果たしてどんな 思い出を刻み、未来に繋げていくのか……という、ノスタルジック青春群像ADV。 |
キャラクター・CG・音声・音楽 |
キャラクターは以下の通り。 一ツ瀬菘奈(ひとつせすずな)。(CV:神村ひな) 主人公の家のお隣さんで幼馴染み。いつも明るく前向きで元気いっぱいの 剣道少女。体力が有り余っており、力も強い。大食らいの腹ペコキャラ。 温井柊子(ぬくいしゅうこ)。(CV:北都南) 主人公のクラスメイトで委員長。真面目で堅物だが、可愛らしい一面も。 だらしない姉の面倒を見ている。 温井梗子(ぬくいきょうこ)。(CV:成瀬未亜) 委員長の実の姉で、主人公のクラスの担任。独特の言葉遣いと変な語尾で 喋る。行動は子供っぽく、我が儘。どうやって教師になったのか永遠の謎。 矢木沢壬生(やぎさわみお)。(CV:新堂真弓) 主人公のクラスメイトで、情報都市政策プロジェクトのイメージキャラクター。 仕事が忙しく、あまり学校には顔を出せない。控えめで大人しい女の子。 大瀬内アリサ(おおせうちありさ)。(CV:一色ヒカル) 主人公達の受け入れ先となる聖台女学園の学生会長。真面目で融通が利かず 高圧的。何かあるとすぐに説教を始める。お金持ちのお嬢様。 鳴子華菜(なるこかな)。(CV:かわしまりの) 主人公の後輩。菘奈を慕い、主人公のことは毛嫌いしている。でも、基本的に 優しくいい子。 絵の方はすっきりした可愛らしい絵柄。活き活きしていていいですね。 CGは明るく発色のいい色遣いで、丁寧に書されていると思います。 立ち絵はポーズ変化・表情変化共にあり。ポーズ変化のパターンそれほど 多くないですが、表情は豊かで、会話に合わせてころころと変わるので、 見ていて楽しいです。 キャラクターはやや控えめなキャラクターが多め。とても普通で、リアルな 感じです。そんな中、梗子先生の個性は異常(笑) あと、キャラクターの名前がことごとくダムの名前なのは面白いですね。 どれだけダム好きなんですか。 音声はキャラクターとのマッチングは良く、演技の方も問題なし。 すごく普通の、素のキャラクターが多いため、馴染みやすく、すんなりと 聴くことが出来ました。 音楽はゆったりとした曲が多め。のどかで静かな雰囲気がとても良く出て いると思います。 ゲームを開始するとプロローグの後にオープニングアニメーションが流れます。 プロローグというか、前半が終わったら、という感じですが。その前半も、 全体の7割ぐらいあったりするんですけど。ちょっと「前半」という言葉の 意味を考え直してしまいそうです。 歌はほのぼのとした温かみのある、心にしみてくるような歌ですね。 なんだか円でイングのような雰囲気ですが、実際エンディングみたいな 場面で流れるので、良く合っていると思います。 絵の方は、個別ルートに入ったヒロインのシーン回想的なもの。 もう、完全にエンディングな雰囲気の絵が流れていきます。 あと、歌詞がテロップで出るのが特徴ですね。 エンディングも歌あり。しんみりとしたちょっと切ない雰囲気の、透き通った 綺麗な曲ですね。心に染み入ってくるようで心地いいです。 |
システム |
インタフェースはフルキーボードサポート。 既読スキップ、強制スキップ、バックログ、自動再生搭載。 バックログはマウスのホイール機能に対応しており、音声の再生も可能です。 通常のメッセージ送りもホイールで可能です。 描画はWindow・フルスクリーン両対応。画面サイズは800x600です。 動作は比較的軽快。スキップ動作は高速です。 セーブ箇所は100箇所+クイックセーブ1箇所。セーブ/ロードは随時可能です。 セーブデータはセーブ日時の他、シーン画像とメッセージの一部が保存されます。 数としては、選択肢の数が少なく、エンディングもそんなには多くないので、 これだけあれば充分でしょう。まず使い切ることはないかと。 システムはオーソドックスな選択肢決定型のアドベンチャー。 ディスクレス起動不可。バックグラウンドでの動作も不可です。 主人公の名前は「雨竜青(うりゅうせい)」固定です。 |
シナリオ・プレイ感 |
ゲームは主人公達が村での最後の夏休みを迎えるところから始まります。 引っ越しの準備や夏休みの宿題をしつつ、学園に泊まり込んで映画の撮影を していく……という感じです。いや、宿題とかほったらかしですけど。 前半は、最後の夏休みに出来る限り村での思い出を残そうと、みんなで映画を 撮影してわいわいと騒ぐ感じ。ただ楽しいだけでなく、商都と津があったり、 大変なことがあったりしますけど、それも全て思い出にしていくような感じです。 後半は女の子と結ばれ、新たな街での生活を描く感じ。新しい生活を描きつつ、 村での出来事を懐かしむような感じで、しんみりとした雰囲気が漂います。 最後は村での思い出に帰結するような、心温まる終わり方。 プレイ後は清々しい気持ちになれます。 まずプレイしていて気になったのは、主人公の主体性の無さ。 村で思い出を作るために映画を作ることになるんですが、主人公は一応監督に なるんですけど、別に主人公が言い出したわけでも、推し進めようとしたわけ でもなく、仕切るのも別の人で、ただ主人公は話を膨らませているだけという 感じで、ややキャラクターが弱く思いました。 また、みんながもめたりしても、「面倒くさいなぁ」「空気悪いなぁ」などと こぼすだけで、自分からは何も行動を起こさないという、どうにも無責任で やる気のないキャラクターに感じられたのは残念です。 H度は並。各ヒロインとも複数回(4〜5回)用意されており、尺の方はそこそこ 長め。描写はややあっさりめです。 内容的には純愛系のものがほとんどで、気持ちを確かめ合うようなものが多い です。ただ、場所はいろんなところでやってますけど。 テキストはちらほらと誤字等は見受けられますが、それほど致命的なものは ないかと思います。パッケージのストーリーの項目で、「学園周辺の一帯」 「学校に泊まり込んむ」なんて表現があったので心配してましたが。 ただ、「想い出」「思い出」とか、統一性のない部分はちらほらと見受け られました。 |
プレイ時間・難易度 |
ゲームは7月19日(木)から始まります。 ゲーム期間は1ヶ月強+α。前半はだいたい1日ずつ進みます。後半は、日付の 経過が描写されなくなります。 ワンプレイは8〜9時間。それほど長くないと思うのですが、作品の雰囲気が まったりしているため、かなり長く感じました。 前半の早い段階で個別ルートに入るため、2周目以降もあまり短縮出来ず、 コンプリートするには結構時間がかかります。 難易度は低め。選択肢が3つしかなく、どの選択肢を選ぶと誰に影響するか 表示されているため、迷うことはないでしょう。 |
総評 |
お奨め度ですが、まったりほのぼのとしたごく普通の青春ストーリーが好きな 人にお奨め。派手な展開はほとんどなく、ゆったりまったり進んでいく作品で、 のほほんとプレイすることが出来ると思います。 まあ、その割には、途中やたらとギスギスしたりするんですけど。 とにもかくにもまったりほのぼの、これに尽きると思います。 大きな盛り上がりもなく、ただ毎日をみんなと過ごしていくだけという感じで、 どうにも物足りなさが強いです。しかも、作品の雰囲気はゆったりしている ものの、1日1日は結構端折られていて、あっという間に日が経過していたり、 どうにも印象に残りづらい作品でした。 しかも、あまりメリハリなくだらだら続くので中だるみしますし、明確な目的も なく毎日を過ごしていく感じなので、とても淡泊な作品に感じてしまいました。 もう少し、方向性を定めた展開にした方が、プレイしやすいんじゃないかなーと 思いました。 でも、飾らない素朴な感じはとても良く出ていると思いますし、仲間達の絆は よく描かれていて温かい気持ちになれますし、昔を懐かしみたい気持ちの時には いいかも知れません。 最後に。カトリーヌ萌え。←えー |