| しろくまベルスターズ♪ | |||
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| ブランド名 | PULLTOP | ジャンル | AVG |
| 発売日 | 2009.12.11 | 定価 | \9,800 |
| パッケージ | 紙製パッケージ(188x264x42mm) | マニュアル | A5ブックタイプ |
| DISC容量 | Game Disc : 4.86GB(DVD-ROM) Sound Disc 1 : CD-DA=456.4MB、CD-DA21トラック Sound Disc 2 : CD-DA=668.7MB、CD-DA23トラック ゆのかにベルスターズ♪ : 600.5MB、CD-DAなし |
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| 原画 | 藤原々々 | シナリオ | Ｊ・さいろー、丸谷秀人、御剣ヒロ |
| 音楽 | 42曲、EXELION、 おおくまけんいち |
歌 | あり(3曲、OP・ED)、茶太 |
| 音声 | あり、羽鳥空、七原ことみ、有栖川みや美、榊るな、井村屋ほのか、天川みるく、 五行なずな、遠野そよぎ、このかなみ、遠山枝里子、prof.紫流、土師孝也、柴原遥 |
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| インタフェース | ほぼフルキーボードサポート | 描画 | Window・フルスクリーン両対応、 800x600 |
| セーブ箇所 | 90箇所+クイックセーブ5箇所+ オートセーブ5箇所 |
CG枚数 | 82枚 |
| おまけ | CG、SCENE、BGM | ||
| 対象属性 | 純愛、ほのぼの、ドタバタ、コメディ、ピンク髪、天然ボケ、お嬢様、黒髪、リボン、 ポニーテール、金髪、ツインテール、縦ロール、ドリル、オーバーニーソックス、 ショートカット、紫髪、ストレートロング、眼鏡っ娘、青髪、ショートカット |
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| 1プレイ時間 | 18〜20時間 | お奨め度 | 7 |
| レビュー |
| 概要 |
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トナカイである主人公は、新米サンタの星名ななみと共に、新たな支部に派遣 された。そこは、不思議なツリーが存在する町、しろくま町だった。他に2組の サンタ達もやってきて、町に溶け込むため、おもちゃ屋を経営することになる。 果たして主人公達は、クリスマスに幸せを届けることが出来るのか……という、 サンタクロースアドベンチャー。 |
| キャラクター・CG・音声・音楽 |
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キャラクターは以下の通り。 星名ななみ(ほしなななみ)。(CV:羽鳥空) 主人公のパートナーである新米サンタ。明るく元気で前向きな女の子。ただし ちょっぴり天然でのーてんき。誰とでもすぐ親しくなれる。甘い物が大好き。 サンタの名家に生まれたが、サンタ学校では落第経験あり。 柊ノ木硯(ひいのきすずり)。(CV:七原ことみ) 引っ込み思案で大人しいサンタ。お嬢様で、ちょっぴり世間ずれしている。 主に金銭感覚。無口で物静か、押しが弱く、人とのコミュニケーションが苦手。 料理が得意。 月守りりか(つきもりりりか)。(CV:有栖川みや美) ニューヨーク本部のエースサンタ。エリートで、プライドが高い。年は若いが サンタとしての実力は高い。勝ち気で強気。ジャンクフードが好き。 『ハイパー』が大好き。 鰐口きらら(わにぐちきらら)。(CV:榊るな) 主人公達が暮らす家の大家さん。面倒見が良くお節介焼きのお姉さん。 苗字にコンプレックスがあり、名前で呼ぶことを強要する。 三田蒔絵(みたまきえ)。(CV:井村屋ほのか) 硯の師匠であり、サンタ学校の先生。通称、サンタ先生。 マスターサンタの称号を持つサンタだが、今は硯のトナカイをやっている。 有能だが、基本的にぐーたら。 # 「アタシは……一緒に暮らしてあげられないの。ひとつだけ決定的に欠けて # いるものがあるから」「そ、それは……一体!?」「やる気」(笑) # 「出せやぁあぁぁあ!!!」 更科つぐ美(さらしなつぐみ)。(CV:天川みるく) しろくま日報の記者。日夜特ダネを求めている。常に冷静沈着。基本的に 物静かだが、言うことはキツい。 八重原さつき(やえはらさつき)。(CV:五行なずな) 新聞屋で働く女の子。明るく元気いっぱいのアグレッシブ少女。 硯とは幼馴染み。 神賀原羽衣(かみがうらうい)。(CV:遠野そよぎ) きららの姉貴分。おっとりのんびりしたお姉さん。あちこちふらふらしている。 わりとダメ人間。 神賀浦羽衣とも書くらしい。というか、どう考えてもそっちが正解な気がします。 # 初登場の時の名乗りに準拠しています。 絵の方は柔らかいタッチの可愛らしい絵柄。ほんわかした雰囲気でいいですね。 CGは淡めのタッチで暖かみのある塗りになっており、とても雰囲気が出ていて いいと思います。 立ち絵はポーズ変化・表情変化ともにあり。会話に合わせてコロコロ切り替わり、 コミカルな表情もあったり、見ていて楽しいです。 キャラクターは個性豊かな面々そろい。基本的に明るく元気で前向きなキャラが 多めです。それぞれ我が強いので、掛け合いはなかなか面白いです。 音声はキャラクターとのマッチングは良く、演技の方も問題なし。 テンポのいい掛け合いは、聴いていて気持ちいいです。 また、テキストにないことを延々としゃべり続けるシーンがあり、なかなか 面白いですね。 音楽は明るくほのぼのとした雰囲気の曲が多め。クリスマスを意識した曲が ちらほら見受けられます。かなりの曲数が用意されており、シーンにあった 曲が使われていて、作品を盛り上げてくれます。 ゲームを開始すると、プロローグの後にオープニングアニメーションが流れます。 歌はポップでさわやかでとても聴きやすい曲。優しく暖かみのある歌で、とても 聴き心地がいいです。 絵の方はキャラクター紹介・シーン紹介的なもの。演出はなかなか凝っていて、 曲に会わせて切り替わったり、一部とても綺麗なアニメーションがあったりと、 なかなか見応えがありました。 |
| システム |
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インタフェースはほぼフルキーボードサポート。バックログ中の音声再生など、 一部の機能を除いて、キーボード操作可能です。 既読スキップ、強制スキップ、バックログ、オートモード搭載。 バックログはマウスのホイール機能に対応しており、音声の再生も可能です。 通常のメッセージ送りもホイールで可能、音声のリピート再生も可能です。 描画はWindow・フルスクリーン両対応。画面サイズは800x600です。 動作は比較的軽快。スキップ動作はやや重めです。描画で引っかかりますね。 セーブ箇所は90箇所+クイックセーブ5箇所+オートセーブ5箇所。セーブ/ロードは 随時可能です。 セーブデータはセーブ日時の他、シーン画像とシーンタイトルが保存されます。 数としては、選択肢が少ないため、これだけあれば充分でしょう。 システムはオーソドックスな選択肢決定型のアドベンチャー。 ディスクレス起動可。バックグラウンドでの動作も可能です。 主人公の名前は「中井冬馬(なかいとうま)」固定です。 |
| シナリオ・プレイ感 |
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ゲームは主人公達がしろくま支部にやってくるところから始まります。そこで クリスマスにプレゼントの配達をするために、おもちゃ屋をやりつつ町の人と 親睦を深め、ツリーの力を引き出すために行動する……という感じ。 前半は、支部の仲間達とのドタバタな共同生活が描かれます。我の強いキャラ ばかりなので、なかなか折り合わず、何度も衝突したりしつつ、絆を深めて 行きます。一部シリアスなシーンもありますが、基本的にはコミカルで、いたる ところにギャグ満載です。 後半は、ヒロインの抱えた問題や目的などを絡めた、ちょっとシリアスで、でも 心温まるストーリーが展開されます。 基本的にみんなで力を合わせて乗り越えていくような感じで、とても雰囲気の いい展開になります。 ラストはすっきり綺麗に終わってくれますし、心が温かくなるような、ほのぼの した終わり方で、とても気持ちいいです。 まずプレイしていて思ったのが、何の説明もなくトナカイやサンタの話が展開 され、しかも専門用語(造語)が連発されるため、最初は何のことだかわからない ままストーリーが展開し、わかりづらいです。 しばらくプレイして設定や雰囲気を掴んで、やっとストーリーに入り込めると いう感じです。 H度はやや高め。各ヒロインとも複数回(3〜4回)用意されおり、尺の方はそこそこ、 描写は比較的濃いめです。純愛物としては、頑張っていると思います。 内容的には、会話が多めの、気持ちを確かめ合うようなシーンが多めです。 テキストはちらほら誤字等は見受けられますが、それほど気にはならない気が しなくもないです。……キャラの名前間違いはちょっとアレですが。 それ以外は、テンポも良く読みやすいテキストだと思います。 |
| プレイ時間・難易度 |
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ゲームは章立てて進行します。 ゲーム期間は2ヶ月程度。基本的にクリスマスまで。日付の経過はほとんど 描写されないため、気にする必要はないでしょう。 ワンプレイは18〜20時間。かなり長めです。全体の半分ぐらいは共通部ですが、 個別ルートもそれなりに長いため、スキップを使ってもコンプリートにはかなり 時間がかかります。 難易度は低め。選択肢は片手で数えられるほどで、悩むことはないでしょう。 |
| 総評 |
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お奨め度ですが、心温まるほのぼのストーリーが好きな人にお奨め。 個性豊かなキャラクターが織りなすストーリーはとてもコミカルで面白く、 またそんなキャラクター立ちが力を合わせてプレゼントを届けていく様は アツく、感動的で、とても見応えがあると思います。 描写は丁寧で感情移入しやすく、立ち絵の演出なんかも凝っていて、作品の 世界に入り込みやすいです。 また、普段のコミカルな展開、特訓や配達の時の緊迫したアツい展開、そして 町の人たちとのふれあいなど心温まる展開と、とてもメリハリの効いた展開で、 かなり長いストーリーですが飽きることなく最後までプレイできました。 ただ、何の説明もなく特殊な設定の話が始まるため、設定を理解するまでは ややわかりづらく、ちょっと取っつきにくい作品になっている気がします。 設定や題材などちょっと一風変わった作品ですが、読み応えがあり、たっぷり 楽しめるかと思います。 また、初回版には、サントラが2枚、おまけシナリオも付属していて、かなり お得な気がします。 雰囲気や設定などが気に入った人は是非どうぞ。 最後に。りりかのネーミングセンスが中二病過ぎる(^^; # 聖☆聖夜(せいんとせいや)(笑) サンタ先生エンドきぼー。いいキャラだと思うんですけどねー。 レッドキングさんは濃すぎです(笑) |