まあじゃん黙視録 | |||
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ブランド名 | ウエストゲート | ジャンル | 本格4人打美少女麻雀ゲーム |
発売日 | 1999.01.29 | 定価 | \8,800 |
パッケージ | 紙製パッケージ | マニュアル | ブックレット |
DISC容量 | 416.1MB、CD-DAなし 主題歌CD : CD-DA=155.2MB、CD-DA4トラック |
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原画 | しぃけんしゃる | シナリオ | ジャムステーション |
音声 | あり | ||
インタフェース | メッセージ送りのみキーボード可 | 描画 | Window・フルスクリーン両対応 |
セーブ箇所 | フリー | 歌 | あり(2曲、OP・ED) |
おまけ | なし | ||
対象属性 | バカゲー、ギャグ、コメディ、ストレートロング、バニー、ピンク髪、ツインテール、 ロリ、リボン、青髪、中華娘、チャイナドレス、お椀(笑)、金髪、インド人、ロボット、 サイボーグ、銀髪、眼鏡っ娘 |
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1プレイ時間 | 5〜10時間 | お奨め度 | 7 |
レビュー |
概要 |
庶民の娯楽、麻雀。その麻雀が、今、危機にさらされている。 麻雀界を支配しようとする組織が魔の手を延ばしているのだ。 悪の麻雀結社「ブラックシャドウ」から庶民の娯楽を守るため立ち上がれ! ザ・グレイト・マンガン!! …という、無意味にアツい麻雀ゲームです(笑) 「今だかつてこれほどまでにヘンでゴウカな麻雀ゲームがあっただろうか だから買えそしてやれ!!」…パッケージ帯のコメントの勢いに負けました(笑) いや、既にパッケージの絵を見た瞬間に私のこの手は光って唸っていたの ですが(笑) そのぐらい、絵はでら好み☆ |
システム |
まずこのゲームには4つのモードがあって、以下はその中のストーリーモードを 中心に考えて記述しています。 インタフェースはメッセージ送りのみキーボード可。 麻雀部分も一部キーボード操作可能ではありますが…。 描画はWindowモードオンリー。…え? フルスクリーンに出来ないの?(^^; メッセージウインドウは独立させることも可能になっています。 セーブ箇所はフリー。セーブ/ロードは随時可能です。 システムはいかさまなしの本格4人打ち麻雀。 麻雀で相手に勝つことで先に進むことが出来るというシンプルなシステムです。 ダイスを振るシーンは無意味に3Dです(笑) # ぎ、技術の無駄遣い…(^^; ちなみに相手の点数を5000点減らすごとに1枚服を脱いでいき、自力で0点 以下にすると全て脱ぐ…という仕組み。はっきり言って、無茶苦茶辛いです(^^; 和がるごとに脱いでいくのではなく、点数に応じて脱いでいきますので、安い 手で和がりまくっても全然脱がせることが出来ません…。 しかも、敵の打ち方はかなりいやらしく、こちらが立直をかけるとほとんど ベタおりに近い状態で守りに入るので、滅多なことでは振り込んでくれません。 さらに、4人打ち麻雀で、敵1人に対し味方3人…ではあるのですが、味方が 容赦なく主人公から和がってくれます(^^; はっきり言って、全員敵です(^^; トドメに、最後の1枚を脱がすには、自分自身の手で敵を0点にしなければ ならないのですが…これもまた気持ちいいぐらいに阻止してくれます(^^; 頼むから大人しくしててくれ…。 ということで、敵を全て脱がすのは無茶苦茶難しくなっています。 あと、麻雀のシステム的にもかなり問題があって、何度か流局を繰り返して いると突然落ちます(^^; あと1枚という所で落ちられた日には…。 他にも、立直をかけた時に平気で当たり牌を見逃してくれたり、ロンをしよう と思ったら、他の人がポンをしてロン出来なかったり、なかなかステキな独自 ルールが採用されています(^^; お世辞にも良くできた麻雀システムとは言えないですね…。 ただ、この麻雀システムにも1つだけいい点があります。 それは、麻雀の勝利条件。マニュアルには「半荘終了時に敵より得点が上回っ ていること」と書いてあるのですが、実は「麻雀終了時に敵より得点が上回って いること」が正しいです。そう、1回安い手でも和がってその時点で麻雀を終了 させてしまえば、勝ったことに出来るのです(笑) もっと言えば、相手が立直をかけた瞬間に麻雀を終了させてしまえば、労せず して勝つことが出来るのです(笑) もちろん脱衣シーンは見られませんが、これでクソかったるい麻雀部分をサク サク飛ばしてプレイすることが可能です。 |
キャラクター・CG・音声・音楽 |
キャラクターは以下の通り。 主人公・桜井晋一。悪の組織に改造されかかった雀士(笑) 右手に宿る白虎の力が光って唸ります(笑) 吉永佐里。主人公の通う雀荘でバイトする少女。 「普段はバニー姿で、非常にサービスの良い美少女である」 …この無茶な設定を「サービスの良い」の一言で片づけてしまうのか? (^^; # 「名前の由来は女優ではなく、どこかのバイト少女の方(爆)」(爆笑) 主人公の師匠の師匠、雀鬼。「設定上最強の男。だから戦わない(笑)」…(^^; まあ、最強が戦ったら勝っちゃいますし、負けたら最強じゃないですもんね…。 敵の組織ブラックシャドウのボスらしい麻雀仮面。 シリアスな場面に独自のノリを展開するうっとおしい変なオジサン(笑) レビア・ラングレイ・斎藤。麻雀審査機構のエージェント。 神谷麗。神谷三姉妹の長女。コードネームはサンシキの麗。 神谷京。神谷三姉妹の次女。コードネームはタンヤオの京。 神谷舞。神谷三姉妹の三女。コードネームはチートイの舞。 敵キャラクターの李紅娘。世界雀士四天王の1人。 頭にお椀をしているチャイナなキャラクター(笑) ラダ・イストラーデ。世界雀士四天王の1人。謎のインド人(笑) なのにマヤ文明風の衣装(^^; お金持ちで、象に乗って登場する(笑) 敵のサイボーグ、ニーナ・ゲルハルト。 ブラックシャドウが開発した最新鋭の雀ドール。髪飾りの危険なサイボーグ少女。 危険の意味は別にゲームの内容とは無関係らしい(笑) …やっぱ、「雀ドール」を「雀ボーグ」と読むとマズいからか? (笑) 歌って踊れるアイドル雀ドールを目指しているらしい(^^; マリア・ラフレシア。麻雀仮面の腹心。 などなど、濃いキャラクター勢揃いです(笑) マニュアルのキャラクター紹介読んでるだけで笑えます。 絵の方は、すっごい可愛くて私好み☆ 既にパッケージの絵を見た瞬間に私のこの手は光って唸っていたぐらい、 絵はでら好み☆ キャラクターはみんな個性的で、好き放題やってます(笑) 非常に各キャラとも活き活きしていてとてもいいですね。 そして音声ですが…あのー、どこかで聞いたことのあるような声があちこちから 聞こえてくるのですが…(^^; 「豪華有名声優陣による、スキのないキャスティングを敢行!!」という謳い文句は ダテじゃないですね。 ちょっとアニメに詳しい人なら聞いたことのある声勢揃いです。 キャスト非公開なのが残念です(笑) 音楽の方は、ほのぼのとした曲から勇ましい曲まで多彩。 シーンにもよくマッチしていて上手く盛り上げてくれます。 そして、特筆すべき点はオープニング。 ゲームを開始するとプロローグの後にオープニングアニメーションが流れるの ですが、これが滅茶苦茶いい。 まず、歌が宮内タカユキさん。無意味にアツいです(笑) 映像の方もやたら激しいです。主人公の手が光って唸ってます(笑) もっと他に力入れるところあるだろ、というぐらい、力入ってます。 惜しむらくは、映像が320x240でちょっと小さいところでしょうか。 そしてこの無意味にアツい主題歌ですが、初回特典のCDシングルにも収録 されています。しかもフルコーラスです(^^) CDのジャケットは、宮内タカユキさんがかっこよく映ってます(笑) 定価1000円とか書いてますが、売るのでしょうか?(^^; フルコーラスの方は、歌詞がかなりバカです(笑) いや、ワンコーラスでもじゅーぶんバカなんですが(^^;、輪をかけて。 「赤い点棒発射しろよ」とか「箱かぶりたくなきゃ命かけてかかってこいよ」 とか、熱すぎます(笑) 「オレのアガリにゃセコイ計算全く必要ない」というあたりに漢を感じました(笑) CDのカップリングは、エンディング曲になっています。 こちらはちょっと落ち着いた感じのポップな曲になってますね。 歌っているのは吉永佐里です。そう、あの人です(笑) はっきり言って、このオープニングとCDだけで、買う価値はあると思います。 |
シナリオ・プレイ感 |
そして本編開始。トランペットの音とともに登場の主人公。 「きさま、俺の名前を呼んでみろ!」…なんか、まるで悪役っぽいんですけど…(^^; # 牌闘士と書いて「ぱいんと」と読むらしい(笑) シナリオの方ですが、ギャグ・パロディ・パクりの嵐です(笑) キャラクターの設定からしてかなりアレですが(^^;、本編中のセリフなども パロディ要素満載です。 かなりアクの強い内容ですので、人を選ぶかも知れませんね。 ある程度アニメなどの知識がないと、意味不明なネタも多いでしょう。 ストーリーは悪の秘密結社ブラックシャドゥを倒すため、襲い来る敵を蹴散らし ながら突き進む主人公という至ってシンプルな話なのですが、どこにもそんな 緊迫感はありません(笑) 出てくる敵出てくる敵みんなどこかズレてます。お茶目です(笑) H度に関しては、ストーリー中にもいくらか出ては来ますが、メインは麻雀での 脱衣部分。それもまあ言ってしまえばただ脱ぐだけなので、かなり薄いです。 とにかくこのゲームは、ストーリーの流れとか、細かい設定とか、そういう部分は 一切無視して、ただひたすらそのアツさとギャグに身を委ねましょう。 主人公の声は関智一さんきぼー。 佐里ちゃんの声は矢島晶子さんきぼー。 茂の声は岩永哲哉さんきぼー。 …まあ、そんな感じのゲームです(笑) |
プレイ時間・難易度 |
ワンプレイは5〜10時間。…異常に幅がありますが、これは麻雀部分でどれ だけ時間を取られるかで決まるからです。麻雀部分をサクサク飛ばして進め れば、5時間もあればクリアできると思いますが、全キャラを最後まで脱がせ ようと思ったら、10時間では効かないかも知れませんね。 難易度ですが、前述の通り麻雀部分はかなり鬼畜い難易度です。 全キャラを最後まで脱がすのは至難の業です。 ここまでやる必要はあったのでしょうか? ちょっと疑問に思います。 まあ、麻雀部分はさらっとスルーしてストーリーだけを読み進めるのが吉だと 思います。勝つだけなら簡単に勝てますしね。 |
総評 |
お奨め度ですが、非常に難しいところではありますが、個人的にはお奨め したいです。 システム的にはお世辞にもお奨めと言える物ではないのですが、このゲームは ゲーム自体ではなく、そのハートを買う物です(笑) どんなにシステムが煩わしくて遊び辛くても、このアツさとバカさを味わう ためには何の苦もありません。だから買え、そしてやれ!(笑) ストーリー性? 萌え? 感動? そんなものは知らん(笑) ぽこぽこ落ちるシステム、全部脱がせるのは至難の業な麻雀部分、かなり人を 選ぶパロディ満載のシナリオ、アクの強いキャラクター達、はっきり言って どこを取ったらお奨めと言えるのかわからないような状態ですが、それでも お奨めと言わせてしまう何かがこのゲームにはあるのです。 # あ、絵と声と音楽、ビジュアル的な面ではかなりレベル高いですけど。 このゲームを簡単に表すなら、最低のシステムに乗っかった、トップクラスの 絵や音声を備えた、激しく人を選ぶギャグ満載の、無意味にアツいバカゲー。 これを受け入れられるなら、是非プレイしてみましょう。 ちなみに、このゲームから麻雀部分を取っ払った「まあ黙Remix」という作品が 発売されていますので、本気でプレイするならそちらの方がいいかも…。 ただ、初回特典のシングルCDが付いているのかどうかわかりませんが。 # このシングルCDだけでも充分元が取れるぐらいの出来ですので…。 最後に。「ここからは通常対局で勝負だ!!」…いや、麻雀で勝負する時点で どうかと思うよ…。 |