世界が君に夢みてる | |||
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ブランド名 | スタジオ トリップス | ジャンル | コミカルAVG |
発売日 | 1999.10.08 | 定価 | \7,800 |
パッケージ | 紙製パッケージ | マニュアル | A5ブックタイプ |
DISC容量 | 23.2MB+CD-DA=336.2MB、CD-DA13トラック | ||
原画 | 火炎味噌 | シナリオ | |
音声 | なし | ||
インタフェース | キーボード不可 | 描画 | 疑似フルスクリーンのみ |
セーブ箇所 | 5箇所 | 歌 | なし |
おまけ | なし | ||
対象属性 | 学園物、バカゲー、うさみみ、幼馴染み、アイドル、ロリ、ドラ○もん(笑) | ||
1プレイ時間 | 約1時間 | お奨め度 | 2 |
レビュー |
「あんな娘といいな、出来たらいいな」という最低なキャッチコピー(笑)で 話題になった(かも知れない)この作品。 「不思議なアイテムであのネコ型ロボットはしてくれなかったあんな事や こんな事までかなえてくれる女の子」 …あのネコ型ロボットって、やっぱりアレ?(笑) # ヴィジョナリィ? ←違う(^^; 「アニメや個性ゆたかすぎるアイテム達によって作られるトキメキワールド」 注)アニメは演出効果を高める為に局所的に使用しております …つまり、口パクや目パチってこと?(笑) ←詐欺(^^; # 実際にプレイしてみたら、これがあながち冗談ではなかったりする(^^; で、ゲームの方の第一印象ですが………白い(笑) パッケージも白ベースですし、マニュアルに至ってはモノクロですよ? しかも絵も線画で文字もデカくて少ないので、本気で真っ白(^^; 見ようによってはものすげー手抜きに感じます。 さらに、ディスク容量まで真っ白(笑) CD-DAを除くとデータはたったの23MB(笑) # 最近のWindowsゲームでは希にみる小ささですね(^^; ##これでフルボイスだったら凄いけど(笑)、残念ながら音声なしです。 あと、ファイル構成が凄い。32MBの実行ファイルとセーブデータ。以上(笑) 実行ファイルの中にCGもシナリオも全て入れたのね(^^; # まあ、DIRECTORなら簡単に出来ますけど…。 ゲームを起動すると各データ再構築中とか言ってしばらく固まります。 そしてその間フロッピーディスクドライブががりがり言ってる。 うん、この動作はまごうことなきDIRECTOR(笑) 画面は中央に640x480のゲーム窓があって、周りを黒塗りしたような疑似フル スクリーン。ちょうどWith Youで背景を埋める設定にしたのと同じ感じ。 # Voodoo Bansheeでも暴走はしませんでした(笑) で、問題なのはこのゲーム窓のサイズが640x480固定な事。 私は普段800x600の解像度を使用しているので問題はないのですが、試しに 1280x1024にしてみたところ、もはや文字が見辛いっす(^^; ふつーは画面サイズを640x480に切り替えるとかするでしょ(^^; もしくは、素直にウインドウモードで起動させてくれりゃいいんですけど。 インタフェースはマウスのみ。…はまだいいとして(嫌ですけどね(^^;)、 1つ重大な問題が。 プレイを開始して、とりあえずメッセージ速度は迷わず最高速にしてプレイ したのですが、ボタンを「ぽちっとな」と押すと…なんか、メッセージが7つ ぐらい流れていったような気がするのですが…(^^; きっと描画の時にエフェクトをかけていてそういう風に見えただけだと 自分を誤魔化し(どう考えても前のメッセージと繋がってないというのは この際無視します(笑))、もう一度、こんどはかる〜く「ちょんっ」と押して みる。…うん、4ページぐらいしか流れなかったように見えた(笑) # やっぱダメじゃん(^^; 仕方がないのでメッセージ速度を普通に戻してプレイしてみる。そして ボタンを「ぽちっとな」。…うん、2つぐらいかな☆(笑) 今度は「ちょんっ」と押してみると…ををっ、ちゃんと前のメッセージと 繋がった文章が出てきた。感動的だ(笑) # こんなことで感動できるゲームっていったい…(^^; ということで、メッセージ送りの時にボタンを押しっぱなしにしていると メッセージがずっと流れ続ける仕様になっているようです。しかも、メッセージ 速度を普通にしてもかなり気を遣わないと飛ばしてしまうという。 いくらなんでも感度良すぎるだろ…これわ…(^^; 私もDIRECTORでの開発経験があるのですが、どーやったらこんなインタ フェースに出来るのか疑問です(^^; ふつーにスクリプト書いたらボタン押すたびに1つメッセージを送るように なると思うんですけどねぇ。 まあ、最高速でボタンを押しっぱなしにしたらずっとメッセージをスキップ し続けるような仕掛けにしたかったんでしょうけど、メッセージ速度が遅い ときでもそれを有効にするのはどーだろ(^^; それに、DIRECTORってかなりマシンパワーによって速度が左右されるので、 滅茶苦茶早いマシンでプレイしたら、メッセージ速度を一番遅くしてもまともに メッセージ読めないのでわ?(^^; ちなみに私がこのゲームをプレイした当時はK6-III 400MHzだったのですが、 試しにPentiumIII 1GHzのマシンで動作させてみると…文字速度最遅でも、 短いメッセージだと飛ばしてしまう…(^^; # プレイ出来るかーっ(^^; そして、このゲームは痕なんかと同じようにデータファイルにフラグを蓄積 していくタイプなので、データファイル1でプレイをするとずっとそのデータを 使ってプレイしないと今まで通過したイベントの情報が蓄積されません。 もちろん他のデータにセーブすることは出来ますが、イベントの情報までは 保存されません。つまり、一度あるエンディングを見てからじゃないと出ない 選択肢があった場合、別のデータファイルにセーブした所から始めるとその 選択肢が出てこなくなります。 これって、データファイル複数あってもあんまり意味ないんじゃ…(^^; さらに、セーブはゲーム中に定められたセーブポイントでしか出来ません。 つまり、選択肢の直前でセーブして様子を見るということは出来ません。 まあ、このゲームの場合様子見に起こしたイベントでも、データファイル にはその情報が蓄積されてしまうのですが…。 てなわけで、セーブシステムはもはやほとんど意味無し。ただ途中でプレイを 中断するときにそこから始められるようにするだけ、という意味合いが強いです。 …いや、本来セーブってのはそーいうもんだと思いますけどね(^^; それならゲーム終了時にセーブするかどうかを聞けばいいだけの話ですが。 # まあ、ESCキーを押したら落ちるDIRECTORでは無理でしょうね。 ##しかし、ESCキーを押したら終了するのはDIRECTORの仕様なんですが、 ##このゲームは何故かCD-DAが鳴りっぱなし(^^; 後処理しよーよ…。 システム的にはDIRECTORを使っているということで仕方ないと言えば仕方ない のかも知れませんが、画面の切り替えが遅い。特にエフェクトのかかってる ところは激烈に重い(^^; もーちょっとなんとかならんもんかいな…。 そして、このゲームはCGモードや音楽モードなどが一切ありません。 しかもセーブが使い物にならないので、見たいCGを見たいときに見るのは ちょっと難しいですね。もーちょっとユーザフレンドリーなシステムを 構築してくれてもいいと思うのですが…。 シナリオの方は、ひたすらギャグ…かと思いきや、最後はシリアスになって みたりして、バカゲー失格(笑) そして、元々ドラえ○んのパロディで、いろんな道具を使ってどーこーという 展開を期待していたのですが、ロクな道具が出てこない。ただ騒がしいだけの 通信機とか、隠密人形忍者ハッタリ君(ハッタリしか言わない)とか、うそつき 予言者ノセタラ・ダマスとか、寒いつまんないのばっかり…。 どうせパロディにするなら、もっと徹底して欲しいですね。 # 道具の数も少ないですし。 絵の方はかなり好みなんですが…なんか、With Youのミャーコがいるぞ(^^; # アイドル系歌手らしい。 てことで、KONAMIちゃん萌え(笑) そして、売りにもなっているアニメーションですが…絶句しました(^^; 目を閉じてる絵と開いてる絵の2枚を交互に表示する。これをアニメーションと 言い切って売りにするゲームは滅多にないと思います(^^; しかも、通常会話シーンの立ちキャラでこれをやるならまだいいとして、 これをイベントの1枚絵でやってるんですよ?(^^; さらに、この絵の切り替えがむっちゃくちゃ重い。DIRECTORの弱点として、 絵を表示するときにエフェクトがかかって遅くなるというのがあるのですが、 その状態でアニメーションをさせようというのは…。エフェクトを切るか、 アニメデータをムービーにして表示するのが普通でしょう(^^; ワンプレイは1時間かからずに終わる程度なんですが、エンディングの数が かなりあります。 メインヒロインはマイとマミ…と思いきや、シナリオのベースになってるのは 愛と真弓みたいですね。もちろんマイやマミとのエンディングもありますが。 しかし、セーブが活用できないのとインタフェースがショボいのとで、 全てを見るのはかなりの苦労がある物と思われます。 ちなみに、このゲームはクリアする度に選択肢が増えていくタイプのゲームで、 繰り返しプレイは必須です。しかし、上記のようにインタフェース的な問題で 激しくストレスが溜まることでしょう。 お奨め度ですが…間違ってもお奨めしません(笑) 遊んでいてストレスの溜まるようなインタフェースやシステム、薄っぺらい しかもほとんど笑えないシナリオ、パロディに走りきれない設定など、全てに おいて中途半端な印象が残ります。 絵が気に入った人なら買ってもいいかとも思いましたが、実はこのゲームの 絵は640x480のウインドウサイズではなく、メインウインドウのCG表示枠の サイズになってます。つまり、小さいんですよ(^^; なので、CG目当てとしてもちょっと弱い感じです。 とにもかくにもインタフェース重視な私にとって、このゲームをプレイするのは 苦痛以外の何物でもありませんでした…。 せめて普通にメッセージが読める程度のインタフェースであれば、もう少し 感想も変わってきたかも知れませんが…。 |