アカルイミライ Wet And Messy 2nd time | |||
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ブランド名 | FlyingShine黒 | ジャンル | フェチベンチャー |
発売日 | 2003.12.19 | 定価 | \8,800 |
パッケージ | 紙製パッケージ(168x230x42mm) | マニュアル | A5ブックタイプ |
DISC容量 | GAMEDISC : 653.4MB、CD-DAなし おまけボーカルCD : CD-DA=64.8MB、CD-DA2トラック |
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原画 | 相川亜利砂、 鈴キリコ、舞帆、真海、みんめい |
シナリオ | 三宅蒼色、 Myu、らぼーな、架上しせう、KeN |
音声 | あり、吉川華生、乃田あす実、榎津まお、金田まひる、児玉さとみ、楠鈴音、 茶谷やすら、鵜乃瀬朱香 |
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インタフェース | ややキーボード操作可 | 描画 | Window・フルスクリーン両対応、 800x600 |
セーブ箇所 | 100箇所+クイックセーブ1箇所 | 歌 | あり(1曲、ED) |
おまけ | 音楽鑑賞、CG鑑賞、シーン鑑賞 | ||
対象属性 | 陵辱、学園物、ポニーテール、リボン、赤髪、お団子頭、後輩、お兄ちゃん、先輩、 銀髪、幼馴染み、眼鏡っ娘、ショートカット、オーバーニーソックス、ストレートロング、 黒髪、お嬢様、ドジっ娘、OL、レズ、スライム、アクション |
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1プレイ時間 | 5〜6時間 | お奨め度 | 5 |
レビュー |
概要 |
主人公は新聞部に所属する平凡な学生。ある日、学園で広まっている幽霊の噂を 確かめるため学園をうろうろしていると、物置になっている部屋で何者かに襲われ 意識を失う。気が付くと、誰もいないハズの部屋に女性の声が聞こえる。どうやら その声は時を超えた過去のものだった。その人のことを調べているうちに、過去に 事件があったことを知る主人公。そして、なんとかその事件を回避するために、 色々と調査をしていく。果たして主人公は、事件を回避して、明るい未来を迎える ことが出来るのだろうか……という、フェチベンチャー。 ……説明とジャンルが全く無関係な気がしますが、気にしないで下さい(^^; |
キャラクター・CG・音声・音楽 |
キャラクターは以下の通り。 神目楓(こうめ・かえで)。(CV:榎津まお) 主人公と同じ新聞部。将来の志望はジャーナリストという、目標は高いが能力は 低い前途多難なデカい女(笑) 御津撫子(みつ・なでしこ)。(CV:金田まひる) ちょっと前に知り合った1年生。 ……待て。大学進学がどーのとか言ってなかったか? その1年生って……(^^; 成羽菫(なりわ・すみれ)。(CV:児玉さとみ) 主人公の先輩である三年生。あれ? てことは主人公は2年生? 大学進学(以下略) 会話の全てをエロトークに置き換える(笑) 閑谷紫苑(しずたに・しおん)。(CV:乃田あす実) 主人公の幼馴染みで、いつも主人公のことを気にかける。 勉強以外はてんでダメのドジっ娘。 美甘櫻(みかもさくら)。(CV:吉川華生) 明るく前向きで頑張り屋さんな女の子。泳ぐのが大好きな水泳部員。 琴浦椿に憧れている。 琴浦椿(ことうら・つばき)。(CV:楠鈴音) 水泳部部長。水泳の実力は全国レベル。男子からも女子からも憧れの的。 絵の方は、とても可愛らしく色っぽい絵柄。若干目が大きくてアンバランスに 感じることもありましたが、許容範囲でしょう。 CGの処理は綺麗で丁寧だと思います。Wet and Messyというサブタイトル通り、 汁気たっぷりです。 立ち絵はポーズ変化・表情変化ともあり。会話に合わせて表情がころころと 変わるので、見ていて楽しいです。まあ、種類はそんなに多くないですが。 キャラクターは個性豊かなキャラクター満載。無駄に元気な楓、フェロモン 出まくりの菫など、愉快なキャラクターも多いです。 私は一途で健気な紫苑が好きかな。とってもいい娘です。ドジっ娘だし(笑) 音声は、キャラクターとのマッチングはほぼOK。 演技の方もほとんど問題はないのですが、櫻はちょっと演技が単調というか、 一本調子に感じました。普通に喋っている時も襲われている時も、似たような トーンに感じます。もう少しメリハリが欲しいかも。 音楽は静かで落ち着いた雰囲気の曲が多め。ゲームは結構重ーい、暗ーい 雰囲気なのですが、その雰囲気をちょっと柔らかくしてくれるような感じです。 もちろん、キツいシーンは緊迫感のある曲が使われていますけど。 おまけシナリオは、コミカルで明るい感じの曲が多めですね。 ゲームを起動すると、メーカのロゴアニメーションがあるのですが……ソフ倫の ロゴまでアニメーションさせるのはどうだろう(笑) プロローグ(1日目)が終わるとオープニングアニメーションが流れます。 歌はなし。絵はシーン紹介的なものがほとんど。 エンディングは歌あり。しっとりとした切ない感じの歌で、ラストの雰囲気を うまく持ってきた感じですね。 |
システム |
インタフェースはややキーボード操作可。メッセージ送りや選択肢決定は キーボードで出来ますが、それ以外の操作はできないっぽいです。 既読スキップ、強制スキップ、読み戻し、オートパイロット搭載。 読み戻しは設定次第でマウスのホイール機能にも対応。 描画はWindow・フルスクリーン両対応。画面サイズは800x600。 動作は比較的軽快。 セーブ箇所は100箇所+クイックセーブ1箇所。セーブ/ロードは随時可能です。 セーブデータはセーブ日時の他、ゲーム内日付と選択肢か否かが保存されます。 数としてはそれほどセーブ/ロードが必要な作品とも思えませんので、これだけ あれば充分でしょう。 システムは選択肢決定型のアドベンチャー。1つのエンディングを見ると、別の エンディングが見られるようになるシステムのようですね。 選択肢自体が追加されるわけではなく、1回目のプレイでは見られなかった話が 2回目のプレイで見られるようになる、という感じ。 |
シナリオ・プレイ感 |
ゲームは、主人公がひょんなことから学園で過去に起こった事件のことを知り、 その真相を調べて過去に干渉するために走り回るところから始まります。 前半は、ややコミカルな中にも、淫靡でけだるい雰囲気が漂う感じ。 徐々に事件のことが解っていくあたりは、なかなかドキドキします。 # 伝統ある女子水泳部が誇る、完成されたレズっ子育成システム……(^^; ##つーか、何故に妹制度なんかあるんですか。ここはリリアン女学園ですか(^^; そして後半、別の視点から事件の真相を見ることになるのですが、これによって 今までよくわからなかった部分も見えてきて、最後には全てが1本の線で繋がる ような感じです。 また、個別のイベントも主人公視点の場合とヒロイン視点の場合があり、その 時にヒロインがどんな風に思っているかなども上手く描かれています。 ただ、このゲームは過去の事件と現在起こっている問題とをリンクさせて進む ような感じなのですが、今ひとつ現在に関する部分の描写が弱く、適当に処理 されてしまっているように感じます。特に後半は、全然話にも出てこなくなって しまいますし。もう少し上手くリンクさせられなかったのかなぁ、という感じです。 それと、このゲームには「匂い付きカード」なるものが同梱されていて、 「同梱の匂い付きカードが謎解きのカギだ!」などと書かれていたりするの ですが、実際には別になくても全然困らないような代物でがっくり。 ゲーム中でどんな風に使われるのか、わくわくしていたのですが……。 # そのかわり、パッケージを利用した謎解きはあったりしますけど。 H度は高め。ただ、主人公自身が加わるものは少なく、ほとんど第三者が絡む もので、視点はヒロイン視点が多いです。数はそこそこあって、尺もそれなりに 用意されていて、描写もそれなりだと思うんですけど。主人公が絡まない時点で ちょっと人を選ぶかもですね。 そして、Wet and Messyという通り、水やオイル、ローションなどを使ったプレイが 多いです。あと、ぶっかけと。これも人を選ぶところですが。 それと、男性の自慰シーンとかおしゃぶりシーンがあったりするのですが…… そんな丁寧に描写しなくていいから(^^; これは人を選ぶどころか、嫌悪する人が多い気がします(^^; テキストは、若干誤字は見受けられますが、まあさほど気にならないでしょう。 文章もあまりクセはなく読みやすいとは思うのですが、時間軸の移動や視点の 変化が多いため、やや戸惑うこともありました。 |
プレイ時間・難易度 |
ゲームは2004年7月5日(月)からはじまります。 ……えっらい具体的ですね(^^; ワンプレイは5〜6時間。ちょっと長めかな? とも思ったのですが、2回目の プレイからは気持ちよくスキップが効きますので、コンプリートまではさほど 時間はかからないでしょう。 難易度は低め。基本的にどう進めても、同じエンディングに辿り着けるような 気がします。何回目のプレイかでイベントが変わるだけで。 # 3つ目のエンディングは条件があるようですけど。 そして、1回クリアするとフローチャートが使えるようになりますので、それを 見ながら見ていないイベントを見ていくだけで、簡単にコンプリート出来ると 思います。 1箇所だけ、謎解き……というか、クイズのような所があって、それをクリア するためにはなんとパッケージが必要になります。具体的には、パッケージに ある絵の中にヒント(というか、ズバリ解答)が書かれているところがあって、 パッケージがないとなんのこっちゃわかりません(^^; なので、邪魔だからといってパッケージを捨ててしまわないように注意。 |
総評 |
お奨め度ですが、陵辱大好きな人にお奨め。サブタイトルにあるとおり、汁の 描写が多めですので、そういうのが好きな人もいいですね。 逆に、純愛的な普通のHシーンはほとんどないため、そういうのに期待はしない 方がいいでしょう。そもそも、主人公が直接絡むシーン自体が少ないですし。 謎解きは、あんまり自分から色々と調べていくという感じはなく、進めていくと 勝手にわかっていくという感じで、今ひとつわくわく感はないですが、それでも 徐々に謎が明らかになっていく過程はドキドキします。 ただ、2回目以降のプレイでは1回目のプレイの上にちょっとイベントが増える だけという感じで、基本的な流れは同じのため、やや退屈で、ドキドキ感も 薄れてしまっているのが残念ですね。 そして、若干ボリューム的にも物足りなさを感じます。 ただ、このゲームは本編の他に、本編中に手に入るアイテムを持っていると 見ることが出来るおまけシナリオが5本も用意されています。これが結構な ボリュームで、本編に匹敵……とまでは言いませんが、そのぐらい読み応えが あります。「俺がワマーだ! 復活編」なんて、オープニングまで付いてるし(^^; このおまけシナリオは、本編とは全く関係ない話で、その話だけで閉じていて、 Hシーンもあったりと、それぞれが完全に独立した1つの話になっています。 話のバリエーションも豊かですし、マルチエンディングのものもあったりして、 かなり楽しめると思います。惜しむらくは、CGの枚数が極端に少なく、立ち絵 すら表示されないまま会話が進んだりすることが多々あって、やや寂しいです。 どうせだったら、立ち絵ぐらいは付けて欲しかったなー、と思います。 イベントCGなんて、2〜3枚しかなかったりしますし。 まあ、「おまけだから」と言ってしまえばそれまでですが、そもそもなんでこんな おまけが付いているのか、よく解りませんが(^^; 全く別のゲームの主人公やヒロインが出てきたりしているのですが……。 # 担当しているの、オリジナルの原画家さんとライターさんですし。 ##「ところでえろげーってなんだ?」「ジャパニーズ変態アニメゲームのことよ」 ##……刺されますよ?(笑) ともあれ、本編の方はなかなか展開が面白く、H度も高くてなかなか良いかと 思いますし、おまけシナリオもボリュームたっぷりで色んな話が楽しめますので、 雰囲気が気に入った方は是非どうぞ。 ちょっと人を選ぶという点でお奨め度は低めに付けていますけど、雰囲気が合う 人であれば、+1しても問題ないと思います。 最後に。あんまり明るくないぞ、この未来(^^; さて、ここからはネタバレ満載の感想でも。 このゲーム、ネタバレなしに紹介しても意味不明だと思いますし(^^; ただ、かなり凶悪なネタバレが入ってますので、未プレイの人は見ない方が いいと思います。というか、見たらプレイする気なくすと思います(^^; このゲームって、主人公が過去に干渉して事件を回避し、未来を変えようと する話なわけですが……結局、全然未来変わっていない気が(^^; もしかして、主人公ってば骨折り損のくたびれもうけですか? 無駄骨ですか?(笑) てっきり、選択肢次第で未来が変わるものだと思っていたので、肩すかしを 食らったような感じです。 そして、エピローグ3を見た後、現在編ifということで、紫苑のイベントを見る ことが出来るわけですが……これ、いったい何の意味があったのでしょうか? あまりにも唐突で、めちゃめちゃ浮いているような気がします。 何より、紫苑にこんなことやって欲しくなかったよ……(T_T) それと、結局主人公って、なんで過去の櫻と話をすることが出来たのでしょうか。 「そういうものなんだ」と納得しなければいけないのでしょうか(^^; 最後にこれだけは言いたい。楓にもHシーンを〜(T_T) てっきり楓もヒロインの1人だと思っていたら、完全にサブキャラだったのね(^^; まあ、そもそもこのゲームって、ヒロイン個別エンドがないわけですが……。 |