乳忍者〜摩天楼へ乳ボンバー〜 | |||
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ブランド名 | 蛇ノ道ハ蛇ソフト | ジャンル | 乳忍法AVG |
発売日 | 2004.10.01 | 定価 | \8,800 |
パッケージ | 紙製パッケージ(150x225x51mm) | マニュアル | A5ブックタイプ |
DISC容量 | 629.2MB、CD-DAなし | ||
原画 | ぶぶづけ | シナリオ | 猫にた、りりあん嬢、蒼夜 |
音声 | 女性フルボイス、杏露花梨、森山葵、奥川久美子、森川明大 | ||
インタフェース | ややキーボード操作可 | 描画 | Window・フルスクリーン両対応 |
セーブ箇所 | 20箇所 | 歌 | あり(1曲、OP) |
おまけ | CG鑑賞、BGM鑑賞、Hシーン鑑賞 | ||
対象属性 | くノ一、コメディ、黒髪、巨乳、ツインテール、リボン、セーラー服、ボンテージ、金髪、 ポニーテール、眼鏡っ娘、ストッキング、ガーターベルト、ショートカット、OL、ふたなり |
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1プレイ時間 | 5〜6時間 | お奨め度 | 6 |
レビュー |
概要 |
篝火と不知火は、昼は平凡なOLとして働いているが、その正体は日本を守る 諜報機関の忍者だった。任務の達成率だけは高い彼女たちだが、ある事件が もとで、追われる身になってしまう。彼女たちに忍び寄る魔の手。彼女たちは 苛烈な拷問をくぐり抜け、事件を解決して、疑惑を晴らすことは出来るのか…… という、乳忍法AVG。……なんスか。そのジャンルは(^^; |
キャラクター・CG・音声・音楽 |
キャラクターは以下の通り。 篝火(かがりび)。(CV:杏露花梨) 乳忍者。明るくのーてんきで、考える前に行動する。ノリと勢いで生きている。 不知火(しらぬい)。(CV:森山葵) 尻忍者。冷静沈着だが、キレると怖い。篝火の暴走に呆れながらも付き合って、 結果巻き込まれて苦労を背負い込む。 天頼南美(てんらいなみ)。(CV:奥川久美子) 諜報部員。会社では篝火達の上司にあたり、諜報機関でも権力は上である。 普段はクールだが、内にいろんなものを溜め込んでいる。 会社にも戦闘服でふつーに出社する、ある意味男らしい女性。 アマゾン忍者。(CV:奥川久美子) 篝火達を狙う謎の忍者。身体能力は篝火達以上の強敵。 絵の方はややクセのある絵柄。基本的にはクールでいろっぽい絵柄ですが、 時折コミカルな雰囲気になったりもします。男性キャラは独特の雰囲気を醸し 出しており、なかなかいい味出てますね。 CGはそこそこ丁寧で特に問題はなし。 立ち絵はポーズ変化・表情変化ともにあり。ただし、ポーズ変化は腕がちょっと 動く程度で、表情変化もそれほどパターンはありません。 キャラクターはのーてんきな篝火と、冷静な不知火という対照的な配置。 不知火は篝火のペースに巻き込まれて、一緒に暴走することが多々あったり しますけど。というか、キレたら率先して暴走してる気が。 # 「篝火」とか「不知火」という名前で、日常生活を送るのはどうだろう(^^; ##姓なの? 名なの?(^^; 音声はキャラクターとのマッチングはほぼ良し。演技の方も特に問題なし。 ただ、ちょっと篝火は間延びした感がありますし、不知火は落ち着きすぎな 印象があって、今ひとつテンポが良くないのは気になりますけど。 あと、乳忍法を使うときにクールなナレーションが入るのも良いですね。 ただ、男性キャラには音声がないのですが、個性豊かなキャラが多いため、 男性にも音声が欲しかったな、と思いました。 音楽は激しい曲が多め。戦闘などアクションシーンが多めですので、雰囲気を 盛り上げてくれますね。 ゲームを起動すると、オープニングアニメーションが流れます。 歌はビートの効いた、ちょっと不思議な雰囲気の漂う曲。曲がちょっと弱く、 歌が表に出ているため、全体的にちょっと薄っぺらく聞こえて勿体ないですね。 もう少しバランスを取って欲しいところです。 絵の方はキャラクター紹介・シーン紹介的なもの。これといって目新しい点は なし。男性キャラがやたらインパクト強いですけど。 あと、最後にナレーションが入るのですが、音量が小さくて曲に押されて殆ど 聞こえないのは残念。 |
システム |
インタフェースはややキーボード操作可。メッセージ送りや選択肢決定、 セーブ/ロードなどの操作はキーボードで出来るのですが、バックログや コンフィグの内部操作は出来ないようです。 既読スキップ、強制スキップ、バックログ、オートメッセージ搭載。 バックログはマウスのホイール機能に対応しており、音声の再生も可能です。 ただし、バックログモードに入るためにはボタン操作が必要になります。 通常のメッセージ送りもホイールで可能です。 描画はWindow・フルスクリーン両対応。動作はやや重め。描画エフェクトを 切ることが出来ないため、描画でちょっと引っかかります。 スキップ動作は遅め。こちらも描画で引っかかります。ただ、前半と後半では 何故かスキップの速度が全然違うのが気になる所ですが。後半は快適です。 セーブ箇所は20箇所。セーブ/ロードは随時可能です。 セーブデータはセーブ日時の他、シーンタイトルが保存されます。 数としてはそれほど選択肢も多くないので、これだけあれば足りるかと。 システムは、オーソドックスな選択肢決定型のアドベンチャー。 選択肢によって、イベントが分岐するタイプです。 ディスクレス起動可。バックグラウンドでの動作も可能です。 主人公の名前は「篝火」固定です。まあ、明確な主人公というわけではないの ですが、多くのシーンは篝火視点で進みますので。 |
シナリオ・プレイ感 |
ゲームの方は、任務の達成率だけで言えば凄腕の忍者である篝火と不知火が、 ある事件をきっかけに騒動に巻き込まれていき、襲い来る敵の攻撃をかわしつつ 真相を調べ、事件を解決していく……という流れになります。 シナリオは終始エロエロな雰囲気で進みます。篝火達に来る任務はほとんどが Hなもので、敵と戦う場合も最後は捕まってHな拷問をされたりと、何をするにも Hが付きまとう感じです。 時折アクションシーンも入って、メリハリのあるハードな展開……なのですが、 篝火たちの使う「乳忍法」は端から見ると間抜けで、しかも技を出したときに 真面目なナレーションが入るため、より一層面白おかしく映ります。 # 「巨乳真剣白刃取り」……いや、ふつーに手でやれよ(^^; ##「ファイナルアタック」、隙デカすぎだし。あんなの絶対避けられるし(^^; ラストはちょっとシリアスな雰囲気になったりもしますけど、やっぱりエロエロで、 今ひとつ緊迫感には欠ける感じ。 気になった点は、ちょっと風呂敷広げすぎに思えること。 登場人物や舞台、シナリオのボリュームの割には背景の設定がかなりデカく、 今ひとつ実感がなく、収拾しきれていないように感じます。 そして、このゲームはコンプリートした状態でエンディングを迎えると、 エピローグが流れるのですが、その内容が本編にほとんど反映されておらず、 取って付けたように思えるのが非常に残念です。 これが本編に活かされていれば、もっと奥行きのあるシナリオに出来たんじゃ ないかなー、と思うんですけど。 # あれじゃ、白忍者達は単なる悪党にしか見えません(^^; それと、私はかなり初期の段階でオチが読めてしまったので、今ひとつ盛り 上がりに欠ける気がしました。 H度は高め。各ヒロインとも複数回用意されており、尺はそこそこ長め。 描写も濃厚で、なかなか盛り上げてくれます。 Hシーンの内容はほとんどがヒロイン達が拷問されるシーンで、純粋なHシーン というものは皆無ですので、そういった純愛的Hシーンを求める人には向かない かと思います。そして、拷問シーンですが、確かに酷いことをやってはいるん ですけど、それほど描写はエグくなく、またヒロイン達の反応もあまり悲痛では ないため、陵辱が苦手な人でも耐えられるレベルでしょう。 テキストはHシーンでやや誤字が目立つものの、大きな問題はないでしょう。 テンポが良く、読みやすいテキストだと思います。 |
プレイ時間・難易度 |
ゲーム期間は不明。事件を解決すれば終わりという感じで、日付の経過は殆ど 意識することはありません。一応1日ずつプレイしていく形にはなっているみたい ですけど。 ワンプレイは5〜6時間。それなりのボリュームで、やり応えはあります。 ただ、シナリオはほとんど一本道で、イベントが分岐するだけという感じのため、 トータルで見ると物足りない感じですが。 難易度は低め。選択肢の数は少なく、選択肢の影響はすぐに出てくるため、 特に悩むこともないでしょう。ちょっと無駄な選択肢が多いですけど。 |
総評 |
お奨め度ですが、くノ一エロエロ拷問ゲーが好きな人にお奨め。 ヒロイン達がいろんな拷問を受けたり、潜入操作でHなことをされたりする所は とても淫靡で興奮度も高く、満足できる内容かと思います。 ただ、いわゆる普通のHシーンというものは存在しないため、ややマニアックな 印象は拭えませんけど。 アクションシーンもそこそこ楽しめるのですが、必殺技が間抜けで、どうにも 緊迫感がありません。乳忍法、ものすげー乳痛そうですし。ゴム人間かよ。 拷問シーンにしてもそうなんですけど、全体的にやや緩い、ほのぼのとした 雰囲気が漂っているので、感情移入し辛い人も多いかもですね。 気になる点は全体のボリューム。ワンプレイはそれなりの時間がかかりますが、 基本的に一本道のストーリーなので、1回クリアしたらほぼ終了。あとはイベント 回収という感じになります。 全てのイベントを見ればエピローグが流れるのですが、取って付けたような感の 強いもので、今ひとつ達成感もなく。 壮大な背景の割にはややあっさりした印象があって、ちょっと物足りなさを感じ ました。 ただ、テンポの良い展開はプレイしていて気持ちいいですし、ヒロイン達が拷問 されるシーンはエロエロで、充分満足できる内容だと思います。 やや個性的な絵柄ですが、雰囲気が気に入ったのなら充分楽しめるでしょう。 しかし、思ってたほどコミカルさ、おバカさは感じませんでしたので、バカゲーを 期待している人は、ちょっと肩すかしを食うかも。まあ、独特の雰囲気は珍妙で 面白いですけどね。 どちらかというと、エロメインな感じですので、その点はご注意を。 最後に。本気で悪の道に走ろうとする篝火達がらぶりー(笑) # 正義の味方やってる時より、悪役やってる時間の方が長くないですか?(^^; |