乳忍者レボリューション〜彼女たちを調教せよ〜
ブランド名 蛇ノ道ハ蛇ソフト ジャンル このエロゲーをやるために
生まれてきたAVG
発売日 2008.12.19 定価 \8,800
パッケージ 紙製パッケージ(155x225x50mm) マニュアル A5ブックタイプ
DISC容量 1.98GB(DVD-ROM)
原画 ぶぶづけ、鰻丸 シナリオ ひらいでらく、川中島シロたん、
影花、猫助、浅葱、蒼夜
音楽 22曲、
磯村カイ(TONAKAI sound works)
あり(1曲、OP)、井上みゆ
音声 あり、金松由花森山葵ダイナマイト☆亜美奥川久美子紫苑みやび小倉結衣
森川明大
インタフェース ややキーボード操作可 描画 Window・フルスクリーン両対応、
800x600
セーブ箇所 99箇所+クイックセーブ1箇所 CG枚数 101枚
おまけ CG mode、Hシーン mode、BGM mode
対象属性 くノ一、陵辱、調教、眼鏡っ娘、幼なじみ、黒髪、ポニーテール、巨乳、ストッキング、
金髪、ガーターベルト、ストレートロング、ヘアバンド、お姉ちゃん、チャイナドレス、
中華娘、双子、お団子頭
1プレイ時間 5〜6時間 お奨め度 6

レビュー
概要
平凡な公務員だった主人公は、ある日、辞令を受け、東京の会社に転勤する。
そこは、表向きは普通の商社だが、裏の顔は諜報機関だった。主人公は、
乳忍者たちと共に任務を遂行していくことになる。果たして主人公の運命は
……という、このエロゲーをやるために生まれてきたAVG。もはやジャンルが
全く作品を表してません(^^;

本作品は、2004年10月に堂ブランドから発売された、「乳忍者〜摩天楼へ
乳ボンバー〜
」(以下、前作)の続編にあたります。
メインキャラは前作から引き続きの登場となっています。
キャラクター・CG・音声・音楽
キャラクターは以下の通り。

天頼南美(てんらいなみ)。(CV:奥川久美子)
人事部課長補佐、兼、第二総務課課長代理。主人公の直属の上司にあたる。
クールで有能だが、露出狂のマゾ。頭が良く、銃の腕前は抜群。
コードネームはJ-3。

篝火(かがりび)。(CV:金松由花)
乳忍法の使い手である乳忍者。本名・山本房子。明るく元気で面倒くさがりの
大飯喰らい。細かい作業は苦手で、短絡的直情型。

不知火(しらぬい)。(CV:森山葵)
尻忍法の使い手である尻忍者。本名・田中桃子。いつも冷静で頭も切れるが、
ちょっぴりイタズラ好きで腹黒い。気が強く負けず嫌い。

烽火(のろし)。(CV:奥川久美子)
元、アマゾンの野生児であるアマゾン忍者。日本名・森密子。
野生児だったため、頭は悪く、日本語もカタコト。食べることが大好きで、
何でも食べる。本能だけで行動する。フタナリ。

水野晶(みずのあきら)。(CV:ダイナマイト☆亜美)
主人公の従姉。汁忍法の使い手である汁忍者。コードネームは蛍火。
おっとりとした雰囲気の優しい女性。主人公を実の弟のように溺愛している。

陳玉姫(ちんおっき)。(CV:紫苑みやび)
NGO団体「生命の潮」の代表。プライドが高く、人をいたぶるのが好きだが、
本人は極度のマゾ。戦闘能力は皆無。

林仙姫(りんそんひ)。(CV:小倉結衣)
玉姫に仕えるエージェント。明姫の双子の姉。毒手の使い手。常に冷静で
戦闘力も高い。サディスト、かつレズ。

林明姫(りんみょんひ)。(CV:小倉結衣)
玉姫に仕えるエージェント。仙姫の双子の妹。武器を使った暗殺術の使い手。
短気で直情型。姉と同じくサディストでレズ。

絵の方は独特の雰囲気を持つ、色気たっぷりの絵柄。ややのっぺりした印象が
ありますが、非常に印象に残る、個性的な絵柄だと思います。
CGはこちらもややのっぺりした印象があり、かつ色遣いもかなり独特です。
キメラの肌の色とかは、ちょっと気持ち悪く感じるほどです。
立ち絵はポーズ変化・表情変化共にあり。表情はとても豊かで、コミカルな
表情もあったり、普通は見られないような変わった表情も見らて、なかなか
面白いです。

キャラクターは個性豊かな面々揃い。面医の乳忍者たちもそうですが、サブ
キャラ達が強烈な個性を放っています。

音声はキャラクターとのマッチングは良く、演技の方も問題ないのですが、
音が少し籠もったような、ちょっと割れてるような感じで、やや聞き取り
づらく、勿体ないですね。
烽火のカタコトの喋り方なんかは、とても面白いです。
淫語は「ん」の部分が無音になります。

音楽は独特の雰囲気を持つ曲が多く、作品の個性を際だたせてくれます。
スキャットが入る曲があったり、なかなか面白いです。
また、「パイパイ」とか「プリンプリン」といった効果音というか合いの手が
各所に入るのもおもしろいですね。

ゲームを開始すると、プロローグの後にオープニングアニメーションが流れます。
歌はアップテンポでビートの効いた格好いい曲。メリハリがあって、なかなか
聴き応えのある歌ですね。
絵の方は、キャラクター紹介の他に、乳忍者・尻忍者が技を繰り出すシーンが
面白おかしく頭悪くバカっぽく描かれていて、それがみょーによく動いていて
頭の悪さを増長している感じで最高です。……一応、褒めてます。
システム
インタフェースはややキーボード操作可。メッセージ送りや選択肢決定、バック
ログ等はキーボードで操作可能ですが、細かいメニューの操作はできません。
既読スキップ、強制スキップ、バックログ、オートモード搭載。
バックログはマウスのホイール機能に対応しており、音声の再生も可能です。

描画はWindow・フルスクリーン両対応。画面サイズは800x600です。
動作はやや重め。効果音が鳴っている時は操作を受け付けず、連打していると
鳴り終わった後でメッセージが飛んでしまうことがあるので注意が必要です。
もうちょっとレスポンス良くして欲しいところ。
また、メニューのボタン選択も、たまにカーソルがちゃんと反応しなかったり
といったことがあり、や操作性は悪いです。
スキップ動作はそこそこ高速です。

セーブ箇所は99箇所+クイックセーブ1箇所。セーブ/ロードは随時可能です。
セーブデータはセーブ日時の他、シーンタイトルが保存されます。
数としては、それほど選択肢は多くなく、これだけあれば充分でしょう。

システムは選択肢決定型のアドベンチャー。条件を満たすと、新たな選択肢が
増えるシナリオ追加型のシステムになっています。

ディスクレス起動可。バックグラウンドでの動作も可能です。
主人公の名前は「水野一郎(みずのいちろう)」固定です。
シナリオ・プレイ感
ゲームは主人公が転勤してきて、乳忍者たちを調教するところから始まります。
その後、乳忍者達と共に、任務を遂行していく……という感じ。

前半は、突然の転勤で戸惑う主人公が、組織に慣れていくところが描かれます。
乳忍者たちと任務をこなしつつ、主人公も成長していきます。
任務の途中、乳忍者たちが敵に捕まって拷問されたりするのはお約束です。

後半は、大きな事件に関わっていき、敵との激しい戦いをくぐり抜けて、
なんとか任務を遂行していくという感じ。各国の最強エージェント達と戦ったり
しながら、乳忍者たちとより深い絆を作っていきます。

ラストはとりあえず一段落、という感じで、一応終わってはいるのですが、
いくらでも続きそうな終わり方でした。

ストーリーは基本的に一本道なんですが、進め方によって誰と一緒に行動
するか、誰のイベントを見るかが変わってきます。
同時に並行していくつもの事件などが起こったりしますので、共通部では
ありますが、イベントは別になっています。

それと、本作は最初からHシーンてんこもりなんですが、後半になると
ストーリーを進めるためか、ややHシーンが減ってしまうので、ちょっと
物足りなさを感じるかも知れません。
また、各国の最強エージェントとの直接対決があるのですが、そこで各
エージェントの特徴を活かしたHシーンを見たかったな、と思いました。
せっかくこれだけ個性豊かな敵キャラが出てくるんですから、その個性を
活かしたHシーンをもっと用意しても罰は当たらないと思います。

H度はやや高め。各ヒロインとも複数回(5〜15回)用意されており、描写は
そこそこ濃いめ。尺はシーンによってまちまちですが、やや短めです。
内容的には、乳忍者たちとの特訓や調教、誘惑などと、敵に捕まった時の
拷問と大きく2つに分かれます。前者は色気たっぷりでエロエロなんですが
尺の方は比較的短めです。後者は苦痛を与えるようなものが多く、ハードな
ものが多いので、苦手な人には辛いと思います。尺の方は長めですが、
最後は中途半端に終わることも多いです。

テキストは誤字等はほとんど気にならず、テンポ良く読みやすいテキストだと
思います。ややクセはありますが。
プレイ時間・難易度
ゲーム期間は不明。日付の経過は特に気にする必要はありません。

ワンプレイは5〜6時間。テンポ良くサクサク進み、手頃でプレイしやすい長さ
だと思います。

難易度は並。基本的に狙ったヒロイン寄りの選択をしておけばOKですが、
イベントを全て見ようと思ったら、ほとんどの選択肢を選ぶ必要があります。
総評
お奨め度ですが、軽いノリのくノ一ものが好きな人にお奨め。
設定はまんまバカゲーで、ノリはかなり軽いんですが、任務の内容とか拷問
シーンなんかは結構ヘビーで、頭悪い展開とハードな展開の両方を楽しむ
ことが出来ます。
また、Hシーンは回数が多く内容もバラエティ豊かで、たっぷり楽しむことが
出来るかと思います。

ただ、シリアスな展開でありながらキャラがかなり軽いので、今ひとつ感情
移入がしにくい印象がありました。また、バカがやりたいのかシリアスが
やりたいのかわからない、ちょっと中途半端な印象も受けました。

それと、サブタイトルは「彼女たちを調教せよ」なんですけど、調教する
ようなシーンはほとんどなく、むしろ主人公の特訓や、治療のためのHが
多かったり、敵に捕まった場合は調教というより拷問で、ややサブタイトル
から受ける印象とは違った作品に思えました。

あと、本作は前作の続きとなる作品で、キャラクターも引き続き登場して
います。ただ、背景などはちゃんと説明してくれるので、前作をプレイして
いなくても楽しめるとは思いますが、やはり前作をプレイしたからプレイ
する方が、より楽しめるかと思います。

かなり独特の雰囲気で人を選ぶ作品だと思いますが、ノリが気に入った人は
是非どうぞ。

最後に。日本の誇るエージェントが乳忍者とか嫌すぎる(^^;
いや、各国のエージェントも充分アレですが……。



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