Aster
ブランド名 Rusk ジャンル ドラマティックノベル
発売日 2007.11.09 定価 \9,240
パッケージ 紙製パッケージ(194x264x32mm) マニュアル B5ブックタイプ
DISC容量 2.86GB(DVD-ROM)
カラフルBOX(NVLver.)&君と恋して結ばれて(NVLver.) : 3.93GB(DVD-ROM)
原画 浅葉ゆうわしみゆーこ シナリオ 柊★たくみ、P助、
JUN、竹本みかん
音楽 28曲、折倉俊則 あり(2曲、OP・ED)、UR@N、Rita
音声 フルボイス、青山ゆかり、まきいずみ遠野そよぎ成瀬未亜、風華、
一色ヒカル、木村あやか、岬友美、金田まひる、KOHIRO、楠木鈴音、北綾さつき、
空野太陽、石村千恵、北野大地、阪神虎吉、山口勝平、梅干丸夢千代、二階堂侍影、
木村たきかず、獣田狩夫、池之上綾
インタフェース メッセージ送りのみキーボード可 描画 Window・フルスクリーン両対応、
800x600
セーブ箇所 120箇所+クイックセーブ1箇所
+オートセーブ1箇所
CG枚数 75枚
おまけ シーン回想、CG鑑賞、音楽鑑賞
対象属性 学園物、純愛、感動、幼なじみ、黒髪、ストレートロング、浴衣、サイドポニーテール、
リボン、オーバーニーソックス、ウェイトレス、アホ毛、眼鏡っ娘、銀髪、触角、先輩、
お団子頭、委員長、お嬢様、ボブカット、ツインテール、ショートカット
1プレイ時間 14〜16時間 お奨め度 7

レビュー
概要
榊宏と、幼馴染みの双子の姉妹・沙耶と沙希は、平和で穏やかな学園生活を
過ごしていた。しかし、三人の関係は徐々に動き出す。しかしそんなある日、
1つの大きな出来事がきっかけで、三人の関係が大きく変わってしまう。
そして、それに関係する人達の運命も動き出す。それぞれの想いをこめた
ストーリーが紡がれる、ドラマティックノベル。

この作品は、「君と恋して結ばれて(略称・君としてばれて)」(以下、前作)の
数年後、同じ街を舞台とした作品で、前作や、その前の「カラフルBOX」の
キャラクターも登場します。プレイしていなくても特に影響はありませんが、
プレイしておいた方がより楽しめることでしょう。
特別版には両作品のノベルバージョンが入っていますので、未プレイの人は
事前にプレイしておくことをお奨めします。
キャラクター・CG・音声・音楽
キャラクターは以下の通り。

柚月沙耶(ゆずきさや)。(CV:まきいづみ)
主人公の隣の家に住む幼馴染み。天文部所属。おとなしく控えめでほんわかした
雰囲気の女の子。体が弱い。

柚月沙希(ゆずきさき)。(CV:青山ゆかり)
沙耶の双子の妹。剣道部所属。スポーツ万能で成績もいい。明るく元気で
積極的で行動力もあり人当たりがよく、交友関係も広い。物事をハッキリ言う。
でもよく気の付く優しい女の子。猫舌。

栗原ゆか(くりはらゆか)。(CV:風華)
主人公のバイト先の先輩。明るく人当たりのいい優しいお姉さん。ちょっと天然。
苗字で呼ばれると発作を起こして死ぬ(笑)
# カラフルBOXに登場した女の子。名前変わってますけど。

桜庭渚緒(さくらばなお)。(CV:青山ゆかり)
主人公のバイト先の主任。無口で物静かだが、優しく気の利く女性。
# 前作のヒロインの1人。……名前変わってるし。てか、子供いるし(^^;

桜庭渚帆(さくらばなほ)。(CV:成瀬未亜)
渚緒の娘。元気いっぱいな女の子。甘えん坊で、よく抱っこをせがむ。
# 前作でもちょこっと登場。

藤宮かなで(ふじみやかなで)。(CV:木村あやか)
沙希の友達で剣道部員。竹本伸二朗の幼なじみ。明るく真面目で素直な女の子。
運動神経はちょっとなさげ。

高杉若菜(たかすぎわかな)。(CV:一色ヒカル)
主人公のバイト先の同僚。落ち着いた雰囲気で口数の少ないクールな女性。
あまり人付き合いは得意ではないが、はるなとだけは仲がいい。

姫萩はるな(ひめはぎはるな)。(CV:風華)
主人公と同じ学園に通う3年生。おっとりぼけぼけマイペース天然娘。
モデルのバイトをしており、校内では有名。剣道部に所属する萩原睦月を気に
かけている。

桐島空(きりしまそら)。(CV:風華)
はるなのモデル仲間の明るく優しいお姉さん。人をからかうのが好き。
# 前作のヒロインの1人。相変わらず(笑)

松本唯(まつもとゆい)。(CV:金田まひる)
美幸のクラスメイトで親友。明るく元気でハイテンション。好奇心旺盛で
人の話にいつも首を突っ込んでくる。ムードメーカー兼トラブルメーカー。

山吹美幸(やまぶきみゆき)。(CV:遠野そよぎ)
正人のクラスメイトで委員長。おとなしく控えめな女の子。母親が大好き。

小田巻雛(おだまきひな)。(CV:成瀬未亜)
正人の妹で、京次の恋人。強気で勝ち気で元気いっぱいの女の子。剣道部。
好き嫌いが激しい。料理の本を反面教師にして料理を作る(笑)

小田巻小鳥(おだまきことり)。(CV:岬友美)
正人と雛の母親。おっとりマイペース。見た目も言動も若々しいが、年齢の
ことを言われると怒る。息子に避妊具を持たせる母親(笑)

楠木綾音(くすのきあやね)。(CV:KOHIRO)
はるなの友達兼バイト仲間。明るく元気で世話好きのお姉さん。さっぱりした
性格で、人当たりもよい。

絵の方は原画家さんが2人おり、すっきりとした綺麗で表情豊かな絵と、
ほんわかした雰囲気の柔らかいタッチの絵が同居しています。
それほど絵柄に大きな差があるわけではないので、特に違和感を抱いたりと
いうことはありませんでした。
CGはとても綺麗で丁寧で、発色もよく見栄えのいい塗りだと思います。
立ち絵はポーズ変化・表情変化ともにあり。表情豊かで会話に合わせてコロ
コロと切り替わります。照れた時の目線の動き方が破壊的に可愛いです。
ただ、サブキャラはポーズ変化はない場合が多いです。

キャラクターは個性豊かな面々揃い。メインのキャラクター達もですが、サブ
キャラクターもとても個性的で、作品を盛り上げてくれます。
かなでがすっごくラブリーです。唯もなかなかいい味を出していますね。
そして前作から引き続き、空もいい感じです(^^)
メインキャラでは沙耶が好きだったんですが、沙希が健気すぎて反則です。

音声はキャラクターとのマッチングは良く、演技も問題なし。
前作のキャラは兼ね役の人が多いんですが、特に気になることはありません
でした。

音楽はゆったりとして落ち着いた雰囲気の綺麗な曲が多め。静かで切なくなる
ような曲がどうしても多くなりますね。でも、明るいコミカルな曲も多く、日常は
楽しい雰囲気を醸し出してくれます。

ゲームを開始すると、プロローグの後にオープニングアニメーションが流れます。
……プロローグが5時間ぐらいあって、もうゲーム1本クリアしたぐらいの満足度
あるんですけど(^^;
歌はちょっと切なく、でも力強い歌。ただ、オープニングに入る直前の印象が
強いためか、歌はあんまり印象には残りませんでした。ちょっと弱いのかも。
絵はキャラクター紹介・シーン紹介的なもの。このオープニングの性質上、
回想とかポートレートっぽい雰囲気もありますね。

エンディングも歌あり。静かで落ち着いた雰囲気の切ない歌。でも、とても綺麗な
歌で、心に染み入ってきます。作品の最後を綺麗にまとめてくれます。
システム
インタフェースはメッセージ送りのみキーボード可。……まあ、メッセージ送り
以外にやることほとんどないんですけど。
既読スキップ、強制スキップ、バックログ、オートモード搭載。
バックログはマウスのホイール機能に対応しており、音声の再生も可能です。
通常のメッセージ送りもホイールで可能、音声のリピート再生も可能です。

描画はWindow・フルスクリーン両対応。画面サイズは800x600です。
動作はやや重め。音声の再生でやや引っかかる感じでしょうか。
スキップ動作はそこそこ高速。まあ使うことがどれだけあるかわかりませんが。

セーブ箇所は120箇所+クイックセーブ1箇所+オートセーブ1箇所。セーブ/ロードは
随時可能です。
セーブデータはセーブ日時の他、シーン画像が保存されます。
数としては、ほとんどセーブ/ロードの必要がないと思いますので、これだけあれば
充分すぎるでしょう。まず使い切ることはないかと。

システムは選択肢の一切存在しない、完全なノベルタイプ。
条件を満たすと新たなシナリオが読めるようになる、シナリオ追加型のシステムに
なっています。

ディスクレス起動可。バックグラウンドでの動作も可能です。
主人公の名前は「榊宏(さかきひろ)」固定です。ただ、シナリオによって主人公が
異なり、それぞれ「小田巻正人(おだまきまさと)」「柳京次(やなぎきょうじ)」
「萩原睦月(はぎわらむつき)」となります。
シナリオ・プレイ感
ゲームは主人公と沙耶・沙希の平和な日常から始まります。お互いを意識し合う
主人公と沙耶は、幼馴染みの関係から一歩を踏み出し、しかしそこで大きな
出来事があり、それに関係する人達のストーリーが紡がれる……という感じ。

ストーリーの流れは変則的で、まずプロローグで主人公と沙耶・沙希の話が
描かれ、鍵となる出来事が起こるとオープニングが流れます。
その後一度タイトルメニューに戻り、そこから「山吹美幸」「小田巻雛」
「姫萩はるな」の3つのシナリオからどれを読むかを選んで進めていきます。

まずここで問題なのが、美幸と雛はプロローグには全く出てこず、名前も知らず、
どんなキャラクターかも全く判らない状態なわけで。
そんな状態で、選べと言われてもね……。感情移入もへったくれもないです。
それに、プロローグのラストが強烈で、「早く続きを見せろ」という想いが一番
強かったですし。

そして、選んだストーリーですが、今まで全く出てこなかったヒロインが並び、
しかも最初から付き合っているキャラもいたりと、かなり置いてけぼりな感が
強かったです。
また、各シナリオはやや短めで、どうしても駆け足な印象が強いです。
基本的には、鍵となった出来事を乗り越えていくという展開になるのですが、
悩んだり関係が変わってもすぐに解決しちゃったりするので、ややカタルシスに
欠ける印象がありました。
まあ、あんまりそういうところを長々と描かれても、ドロドロした雰囲気で
重苦しくなっちゃいますから、難しいところではありますが。

そして、条件を満たすと、ようやくプロローグの続きのシナリオが選べる
ようになり、さらに各シナリオの後日談を選択できるようになります。
シナリオによっては、むしろそっちの方がメインということもあります。

そして最後は、ちょっと切なく、それでも綺麗な終わり方。
手放しでハッピーエンドとはいきませんが、心温まる、心に残るような終わり
方で、なかなかいいですね。ちょっと最後のシナリオが短くて、物足りない
印象はありましたけど。

プレイしていて気になったのは、作品の構成。
条件を満たすと新しいシナリオが読めるようになるわけですが、話が途中の
状態で全く別のシナリオを読まされ、その後やっと続きのシナリオが読める
ようになっても、気持ちが切り替わってしまって、どうにも感情移入がしづら
かったです。
また、何の前情報も知識もないまま、唐突に別のシナリオが始まるので、
それも感情移入の阻害になっているような気がして残念です。

また、システム的なところでも問題が多々見受けられました。
一番酷いのは、テキストが重なって読めないことがあること。
他にも、テキストがメッセージ欄から溢れて読めなかったり、テキストと全く
関係ない音声が流れたり、立ち絵の表示がおかしくなったり(分身したり)、
一度通してテストプレイすれば簡単に気付くような不具合が残っているのは
非常に残念でした。特に、盛り上がっているシーンで、テキストが読めなく
なるような不具合が出ると、一気に萎えます。

他にも、一日曇り空だったハズなのに学校での背景は晴れていたりとか、
「雨降りそうだな」と言いつつ出たCGでは既に降ってたりとか、日付の表示が
おかしかったりとか、細かいところを言い出すと、色々と見受けられました。

H度は並。各ヒロインとも1回(途中でインターバルが入って分割されている
キャラもありますが)、尺の方はそこそこ長めで、描写は比較的濃いめです。
回数は少ないですが、2回戦・3回戦が用意されていたり、結構頑張っている
と思います。
内容的には、純愛系のごく普通なシーンばかりで、会話が多めの、お互いの
気持ちを確かめ合うようなシーンがほとんどです。みんな初めてなので、
初々しさもあって見ていて恥ずかしくなるようなシーンもあったり。
まあ、それでいて、最後はエロエロになるのはお約束で。

テキストは誤字・脱字がちらほらと見受けられ(特に後半)、文頭に「、」が
来たりすることもあり、何より前述の通りテキストが読めなくなるような
問題もあって、ちょっと気になりました。
# スタッフロールのキャストの名前も微妙に違ってますしね(^^;
プレイ時間・難易度
ゲーム期間はシナリオによって違いますが、メイン部分は1年弱ぐらいで
しょうか。シナリオによって開始日も終了日も違いますし、イベントのある
ところだけつまんでプレイする感じですし、最後は年単位で飛んだりします
ので、あまり意識する必要はないかも知れませんが。
ただ、各シナリオは特定のイベントを共有しており、もちろんその日付は
同じですから、全く意味がないわけではありません。

ワンプレイは……どこまでをワンプレイと言うかが難しいですが(^^;、
エンディングが流れるまで、で考えれば、14〜16時間ぐらい?
20時間弱を見ておけば大丈夫でしょうか。
結構長いですが、これ、コンプリートするまでの時間とイコールです。
なので、トータルで見ればそんなに長いわけではありません。
というか、この中にかなりの数のシナリオが入っていますので、各シナリオ
単体で見ると結構短めです。
また、選択肢のない一本道のシナリオのため、繰り返しプレイは必要なく、
メッセージスキップで短縮したりすることは出来ません。

難易度は極めて低め。というか、これをクリアできないなんて人がいたら
それはそれで凄いと思います。選択肢がありませんしね(^^;
総評
お奨め度ですが、切なく悲しい、でも心温まる純愛ストーリーが好きな人に
お奨め。どのシナリオも、かなり重苦しくキツい展開があり、特にメインの
シナリオはかなり強烈で、プレイしていてかなりヘコみました。
でも、それを乗り越えていく展開は感動的で心温まり、最後は切ないながらも
綺麗にまとめてくれる、いいシナリオだと思います。

サブキャラクターもとても魅力的で、シナリオを盛り上げてくれますし、
流れはとても自然で、なかなか良かったです。
……むしろ、サブキャラクターの方が魅力的に感じることも多々。

また、複数のシナリオ、複数のキャラクターが絡みあって1つの作品になって
いるのですが、各シナリオ間の繋がりがよく描かれていて、全てのシナリオを
プレイすると全て一本の線に繋がるという構成はなかなか面白かったです。
……まあ、先述したとおり、それが感情移入の阻害になっている間も否めない
のですが……。

さらに、選択肢が無く、ただストーリーを読むだけなので、プレイヤーの意志が
介入しませんし、またストーリーによって主人公が違い、そして各ストーリーは
それほど長くないため背景の説明も少なく、盛り上がったところですぐ終わると
いう感じで、さらに感情移入がしづらくなっているのは残念です。

そして、テキスト周りの問題が多いため、プレイする時は必ず修正ファイルを
入れましょう。それでも直りきっていないものもあるようですが。

作品の構成やシステム周りで非常に残念なところがありましたが、各シナリオ
単体で見れば、非常によくできた、感動的な作品だと思います。
……まあ、それも前後半でぶっちぎられていて残念だったりもするのですが。

でも、それを差し引いても、すっごく切なくて、悲しくて、でも心温まるいい
お話で、クリアした後、心に残る力のある作品だと思います。
基本的には重苦しい鬱シナリオですが、メリハリはありますし、テンポも良く
プレイはしやすいと思います。
これで、作品の構成がもっと入っていきやすくて、不具合さえなければ、もっと
もっと高い評価が出来たんですが……。
なので、修正ファイルを適用した状態で、なおかつ鬱展開への耐性がある人で
考えれば、お奨め度は+1ぐらいしてもいいと思います。

また、前作・前々作のキャラクターが出てきたりしますので、事前にプレイして
おくことをお奨めします。特に前作のキャラはかなり話に絡んできますので。

あと、シナリオのプレイ順は自由なんですが、雛は美幸より先にプレイした方が
いいかも知れません。この2つのシナリオは結構密接に絡みますので。

最後に。前作のキャラで、陽輔とひなたが完全にスルーされていて全米が泣いた。
渚緒と航太、空と章一は出てきてるのに、何ですか、この扱いの差は(^^;
# まあ、名前だけはちらほら出てきてはいましたけど……。
##そして徹底的にバカ呼ばわり(笑)


以下、各シナリオ個別の内容に触れますので、未プレイの方はご注意。

沙耶と沙希は、なんというか、タッチの昔から双子物のお約束的展開でしたね(^^;
プロローグのラストなんて、いくらなんでも死亡フラグ立てすぎだと思うのですが。
もう、いつ来るかいつ来るかと待ちかまえてました(^^;
まあ、その分衝撃も少なかったわけですけど。
でも、その後、プレイしたのが出だし脳天気な雛シナリオだったので、やや興を
そがれたような印象もありましたが……。
# はるなシナリオを沙希にやれば良かったかも。

美幸シナリオは、唯の魅力だけで保っていたような(^^;
基本的に重苦しい展開で、記者の話なんて、いつえらいことになるかとドキドキ
してました。
ただ、ちょっと色々端折り過ぎかなー、という印象も強かったです。
沙希や睦月をシナリオに絡ませても良かったような気がしました。
まあ、雛の目の話や睦月との対決など、他のシナリオの説明的な部分もあるので、
仕方ない面もあるかもですが。このシナリオは、最後に見るのがいいかもですね。
# 正人出生の衝撃の事実(笑) 小鳥さん、ステキすぎます(^^;

雛シナリオは、普通に考えたらかなりの鬱シナリオになりそうですし、実際
かなり大変なことになっていましたけど、どうみても夫婦漫才です(笑)
でも、これからのことを考えると、手放しでハッピーとは思えないのですが、
幸せになって欲しいと思える話でした。この話が一番泣けたかも。

はるなシナリオは、はるなのマイペースさしか印象にないです(^^;
いくらなんでもズレすぎだと思うのですが……。
笹本の話とか、ちょっと嫌な部分はありましたけど、基本的には心温まる
いい話だったと思います。一番印象に残っているのは空さんですが(笑)
# はるなのお父さん、色々大変ですね(^^;

どのシナリオも、1つの交通事故を起点・通過点として上手くリンクしていて、
良く描かれているなぁと感心しました。
特に美幸と雛の話は、綺麗に平行していてなかなか良かったです。
ただ、やっぱり、前編と後編(After)は続けてプレイしたかったな、という思いが
強いですけど。どうしても一度気持ちが切れちゃいますし。
それさえなければ、個人的にはかなり満足できる作品でした。沙希健気すぎ。

あとは……唯&かなで&小鳥エンドきぼー(笑)
空の話ももうちょっと描いて欲しかったかも。



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