ねこマタ くろねこへん | |||
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ブランド名 | すもも | ジャンル | ツンツンあまあまにゃんこの 切ない恋物語ADV |
発売日 | 2008.11.28 | 定価 | \2,625 |
パッケージ | DVDタイプのトールケース(135x190x15mm) | マニュアル | ジャケット裏 |
DISC容量 | 424.4MB、CD-DAなし | ||
原画 | 大泉だいさく | シナリオ | PETA |
音楽 | 流歌-Reliance:Tone- | 歌 | あり(1曲、OP&ED)、encounter+ |
音声 | あり、御苑生メイ、芹園みや、倉田まりや | ||
インタフェース | ややキーボード操作可 | 描画 | Window・フルスクリーン両対応、 800x600 |
セーブ箇所 | 80箇所+クイックセーブ1箇所 | CG枚数 | 26枚 |
おまけ | CGモード、回想モード | ||
対象属性 | ふたなり、ショタ、ボクっ娘、ボブカット、アホ毛、オーバーニーソックス、しましま、 体操服、ブルマ、触角、ツンデレ、黒髪、和服 |
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1プレイ時間 | 3〜4時間 | お奨め度 | 5 |
レビュー |
概要 |
ある日、目が覚めると見知らぬ家にいた主人公。なんでも、事故にあって死に かけていたところを助けられたらしい。さらに、主人公と一緒にいた『猫』が、 人間の姿になっていた。果たして主人公達の身に何が起こったのか。 主人公達の運命は……という、ツンツンあまあまにゃんこの切ない恋物語ADV。 本作は、2008年10月に発売された「ねこマタ ふたなりへん」(以下、前作)と 登場キャラ、時間軸が同じで、視点が違うという、クロスオーバー作品となって います。 |
キャラクター・CG・音声・音楽 |
キャラクターは以下の通り。 サーヤ。(CV:御苑生メイ) 主人公を助けた女の子。願いを叶える店『来夢』の店主。クールでつかみ所の ない女の子。 子桃(こもも)。(CV:倉田まりや) 主人公の連れていた『猫』。明るく元気で強気な女の子。柚のことが大好き。 柚(ゆず)。(CV:芹園みや) 子桃の兄であるふたなりっ子。おとなしく控えめでおどおどしている。 有月花梨(ありつきかりん)。(CV:御苑生メイ) 主人公の通う学園の生徒会長。見た目や声ががサーヤとそっくり。しかし 性格は明るく活発。 絵の方はほんわかした雰囲気の可愛らしい絵柄。 CGは明るめの発色で丁寧に処理されていると思います。 立ち絵はポーズ変化・表情変化ともにあり。パターンはそれほど多くありま せんが、会話に合わせて切り替わり、感情移入はしやすいかと。 基本的に、前作の使い回しですが。 キャラクターはクールなサーヤと明るい花梨、そしておとなしい柚と元気な 子桃という、対照的なハイチになっています。 音声はキャラクターとのマッチングは良く、演技の方も問題なし。 淫語は一部無音になりますが、消しは短く、だいたいそのまま聞こえるような 感じです。 音楽はほのぼのした曲が多め。作品の雰囲気をゆったりと包んでくれます。 おそらく、全て前作の使い回しだと思います。 ゲームを開始すると、プロローグの後にオープニングアニメーションが流れます。 オープニングは前作と同じものです。歌はなかなか格好いいですね。 エンディングも歌あり。歌はオープニングと同じです。 |
システム |
インタフェースはややキーボード操作可。メッセージ送りと選択肢決定は、 キーボードで可能です。 既読スキップ、強制スキップ、バックログ、オートモード搭載。 バックログはマウスのホイール機能に対応しており、音声の再生も可能です。 通常のメッセージ送りもホイールで可能です。 セーブ箇所は80箇所+クイックセーブ1箇所。セーブ/ロードは随時可能です。 セーブデータはセーブ日時の他、シーン画像と話数、シーンタイトル、プレイ 時間が保存されます。 数としては、選択肢の数が片手で数えられる程度ですので、これだけあれば 充分だと思います。使い切ることはないかと。 システムはオーソドックスな選択肢決定型のアドベンチャー。 ディスクレス起動可。バックグラウンドでの動作は可能です。 主人公の名前は「細嶋陸(ほそじまりく)」固定です。 |
シナリオ・プレイ感 |
ゲームは事故から助けられ、柚と子桃が人間の姿になるところから始まります。 突然の環境の変化に戸惑いながらも、毎日を過ごしていく……という感じ。 前作と同じ所から始まります。 ストーリーは基本的に前作と同じで、選択肢によって見られるイベントは変わり ますが、発生するイベントの内容は同じです。 ただ、前作では柚視点だったのが、今作は陸視点になっており、2人が別の 場所にいる場合は、別のイベントが発生したりします。 さらに、本作は、前作ではあまり語られなかった舞台背景や、サーヤのことに ついて語られており、より深く世界観を知ることが出来ます。 ラストはちょっと切なく、でも温かな気持ちになれる感じで、綺麗に終わって くれます。 全体的にやや描写が淡泊で、メリハリがなく、ちょっと盛り上がりに欠ける ような気がして勿体ないです。 また、かなり突拍子もない設定が出てくるのですが、それに対する説明もやや 不足気味で、ちょっとご都合主義に感じてしまうことも。 ただ、前作ではちんぷんかんぷんだったところが、今作ではちゃんっと説明 されていたりと、解りやすくはなっていると思います。 H度は並。各ヒロイン複数回用意されていますが、柚はふたなりのため、女性と してのHシーンは少ないです。尺の方は短め。描写はそこそこ。 内容的には、流されてHしてしまうようなものが多く、イタズラ的な雰囲気の 漂うシーンが多いです。また、柚と子桃のHシーンを陸が覗いているという シーンもかなり多いです。前作では柚視点だったシーンが陸視点で描かれます。 テキストは誤字等はほとんど気にならず、テンポ良く読みやすいテキストだと 思います。 |
プレイ時間・難易度 |
ゲーム期間は不明。日付の経過は特に描写されないため、気にする必要は ありません。 ワンプレイは2〜3時間。本作はセーブデータにプレイ時間が記録されるの ですが、最後のセーブデータ(エピローグ)を見ると、0:17という表示になって いました。……17分?(^^; どうも、時間管理がバグっているような気がします……。 難易度は低め。選択肢は片手で数えられる程度で、悩むこともないでしょう。 |
総評 |
お奨め度ですが、ちょっと不思議な純愛ストーリーが好きな人にお奨め。 伝奇的な要素も絡めた恋愛物で、設定はなかなか面白いです。 キャラクターも魅力的で、特にサーヤは花梨とのキャラクター対比もあって なかなか良かったです。 前作では今ひとつわかりづらかった設定なんかもしっかり説明されていますし、 その設定を絡めたストーリーはなかなか楽しめました。 ただ、基本的に前作ありきの作品で、物語の取っ掛かり部分はかなり端折ら れているため、前作をプレイしていないとやや入りづらいかも知れません。 また、低価格ソフトということもあり、ボリュームには乏しく、5時間もあれば コンプリート出来てしまうので、やや物足りなさがあるかもです。 前作とキャラクターや舞台、時間軸が同じで、同じイベントを別視点で見る ような作りになっており、前作とはまた違った楽しみ方が出来るのはなかなか 面白いです。また、物語のとっかかり部分は前作で、物語の結末は今作で描く という感じなので、もう2本で1つの作品、という感じですね。 プレイする時は、前作からプレイしておいた方がいいと思います。 ともあれ、前作でわかりづらかったところをきっちり描いてあり、すっきり 綺麗に終わっていたのはなかなか良かったです。前作であった消化不良感も なく、やっと完結したという感じでした。 お奨め度は、前作からプレイした場合を想定して付けています。今作だけを 単体で見た場合は、-1 ぐらいしておいて戴ければ。 最後に。みぃちゃんって誰ーっ(笑) ちょっと泣きむしで甘えん坊。幼児体型でぷっくりとした割れ目。 小柄な体に密着したスクール水着から浮かび上がる少しだけ膨らんだ、 手の平サイズの小ぶりな胸……恐ろしい(笑) |