コズミックマン | |||
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ブランド名 | 創美研究所 | ジャンル | AVG+TBL |
発売日 | 2001.10.12 | 定価 | \8,800 |
パッケージ | 紙製パッケージ(146x216x31mm) | マニュアル | ブックレット |
DISC容量 | 626.7MB、CD-DAなし | ||
原画 | 古野将士 | シナリオ | 夜多寝会 |
音声 | 一部あり | ||
インタフェース | メッセージ送りのみキーボード可 | 描画 | Window・フルスクリーン両対応、 800x600 |
セーブ箇所 | 20箇所 | 歌 | なし |
おまけ | CGモード、シーン再生 | ||
対象属性 | 特撮ヒーロー物、純愛、凌辱、黒髪、カチューシャ、ストレートロング、緑髪、お下げ、 眼鏡っ娘、ボクっ娘、オーバーニーソックス、巫女さん、赤髪、リボン、ロリ |
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1プレイ時間 | 6〜8時間 | お奨め度 | 6 |
レビュー |
21XX年。地球には宇宙怪獣が当たり前のように出現するようになっていた。 そして、その怪獣達と戦う正義のヒーロー、コズミックマンがいた。 怪獣の襲撃に乗じた火事場ドロボーを生業とする主人公は、ひょんなことから コズミックマンの力を手に入れる。そして、地球防衛機構 CATを訪れ、自分が 新しいコズミックマンであること明かし、地峡を守るためにコズミックマンと して戦う代わりに、金と女を要求する。かくして、悪人ヒーローの誕生である。 …という、ちょっと変わった設定の特撮ヒーロー物ゲーム。 インタフェースはメッセージ送りのみキーボード可。 ただしマウスカーソルがWindow内に入っている必要あり。 描画はWindow・フルスクリーン両対応。画面サイズは800x600。 動作の方は若干重め。CPU利用率もばりばり100%(^^; セーブ箇所は20箇所。セーブ/ロードは随時可能です。 選択肢が少ないゲームですから、数としては充分でしょう。 特筆すべき点は、セーブ/ロードが異常に遅いこと。 いったい何を読み書きしてるんだ?(^^; キャラクターは以下の通り。 神崎麗美。天然娘。大学の助教授だそーで。 身体の成長が止まっているらしい。大人コンプレックス(笑) # ゲーム開始早々、主人公の毒牙にかかる(笑) CAT隊員、麻生麻由美。前コズミックマンの彼女。床上手(笑) 鳴り物入りでCAT入りした主人公をいじめ抜く(笑) 同じくCAT隊員、香山佐智子。お約束の気弱な眼鏡っ娘(笑) 主人公とは因縁浅からぬ関係らしい。 CAT長官の娘、宮田理緒。ボクっ娘。 コズミックマンの追っかけをやっているミーハー娘(笑) # でも実は…。 他にもCATには男性キャラがいますが、暑苦しいので割愛(笑) # エンディングがあったりするんですけどね(^^; 絵の方は原画は可愛いんですけど塗りが独特のタッチですね。 ちょっと彩りがないというか、映えないかも。 私は基本的にセル塗りの方が好きだったりするので(^^; ただ、非常に丁寧で綺麗ではあると思います。 とりあえず麗美萌えってことで。 声の方は一部のみ。一部というのはまあお当番シーンなのですが(^^; 突然音声が出てくるので、そーいうシーンが来たことはすぐわかります(笑) 音楽の方は特撮ヒーロー物っぽい勇ましい曲が多いですね。 オープニングもあるのですが、歌入りでないのが残念です。 歌入りだったらもっと燃えそうなんですけどねぇ。 システム的には選択肢決定型のアドベンチャー+テーブルゲーム。 テーブルゲームと言うより、戦略シミュレーションと言った方がいいような 気がしないでもないですが。 ちなみに、選択肢決定型アドベンチャーと言っても、選択肢なんてゲームを 通じて両手で数えられるぐらいしかありません(^^; そして、怪獣との戦闘部分がテーブルゲームになっているのですが、これが また難しい(^^; 決められた行動力の中で各ユニットを動かしたり攻撃したり するわけですが、敵ユニットを1つだけ残して他のユニットを全滅させると、 全ての行動力を残った1つのユニットが使うことになるので、狂ったように 怒濤の攻撃を仕掛けてきたりします(^^; 戦闘に負けた場合、難易度を下げて再チャレンジすることが出来ますので、 素直に難易度を落とした方が賢明なステージもありますね。 ただし、全ての戦闘で一度も負けずにクリアすれば、クリア後に秘密のURLが 表示されて、そこでおまけを見ることが出来るのですが。 ちなみに、怪獣ユニットはバリアを張っているので、こちらもバリアを 張らないとダメージを与えることが出来ません。 最初はこれを忘れていて全然怪獣を倒せなくて悩みました(^^; # マニュアルはちゃんと読みましょう(^^; ただ、他にもレベルアップとかサポートとかいろいろと戦闘時のお約束 みたいなものがあるのですが、このあたりはマニュアルに書かれていません。 メーカのサイト(の掲示板(^^;)には書かれているのですが、何故マニュアルに このあたりが記載されていないのでしょうね。気付かなかったら辛いでしょ。 なので、マニュアルを読むこともさることながら、メーカのサイトも あわせてチェックしておいた方が良いでしょう。 ゲームは特撮番組風の章立てで進んでいきます。 各話毎にオープニング・アイキャッチ・次回予告が入ります。 …なんとなど こ ぞで見たことのある構成ですが、気にしてはいけません(^^; # どうせだったらエンディングも付けて欲しかったな、と思ったり。 あ、ちなみに放送開始時間は7:00のようです。お約束ですね(笑) 話の流れとしては、ひょんな事から正義の味方・コズミックマンになって しまった主人公が、怪獣と戦うかわりに好き放題する。そして、徐々に 主人公の過去が明らかになってきて、そしてこの怪獣の発生原因も わかってきて…とだんだんシリアスになっていく王道の展開ですね。 プレイする前は、悪人が正義の味方になるという設定や、見た感じの 雰囲気から、バカゲーか、鬼畜物かと思っていたのですが、実は後半 どシリアスになって、いろんな設定も出てきたりして、実はとっても 真面目な話だったのでちょっとびっくり(^^; 主人公も、悪人かと思いきや、実はすっごいいいヤツだったりして(笑)、 最初思っていたのとはかなり雰囲気が違いました。 ギャグやパロディもあるにはあるのですが、そちらよりも人間ドラマの 方が印象に残りました。 鬼畜度についても、怪獣と戦う代わりに女の子を襲いまくるのかと 思ったら、ほとんどは合意のもとだったりして拍子抜け。 いや、わたしはその方が嬉しいのですが(^^; ラストも、まあ爽やかに終わる物が多かったのでよしとする。 どう見てもハッピーエンドに見えないエンディングもありましたけど(^^; ゲーム期間…はわかりませんが(^^;、ゲームは全13話。1クールですね(笑) ただ、私の見間違いでしょうか。9話がなかったような気がします(^^; # 8話の次が10話だったような…。 ##「幻の第9話」ってヤツですか?(笑) ワンプレイは6〜8時間。戦闘部分でどれだけ時間を費やすかによりますが、 それなりにプレイ時間はかかるでしょう。 ただ、エンディングの分岐は比較的後半に集中していますし、選択肢も 数は少ないので、コンプリートはそれほど大変でもないでしょう。 # 毎回戦闘があるのはちょっとウザいですけど(^^; お奨め度ですが、人間ドラマ重視の特撮ヒーロー物好きな人はどうぞ。 苦悩する主人公とかが好きな人にはたまらん設定でしょう(笑) ただ、私もそうだったのですが、おバカな設定とかギャグとか鬼畜物を 期待はしない方がいいです。根底に流れるテーマは結構真面目なので。 話も後半になるとシリアス一辺倒という感じですし。 その話の方は、設定も結構きっちりされていて、なかなか読み応えが ありました。ちょっとほろっとするようなシーンもあったりして、 シナリオに引き込む力はなかなかのものだと思います。 どのキャラのシナリオでも基本部分は同じというのがちょっと寂しい ですが、まあある程度は仕方ないでしょう。 ただ、システム的に若干気になる部分がありますね。 動作が全体的にやや重めなのもそうですが、セーブ/ロードが異常に 遅いのも気になります。そしてトドメは、ゲームを終了したとき。 …えーっと、「48回メモリを開放し忘れています」ってのは何かな?(^^; なんか、でんじゃらすなメッセージを見てしまった気がしたのですが(^^; # メモリ、リークしてんじゃん(^^; そりゃ重いわな(^^; 一応修正ファイルは入れたハズなんですけど、これはちょっと(^^; 実害はほとんどありませんでしたけどね…。 まあ、システム的に若干不安なところもありますが、話の方はなかなか 面白く、戦闘部分もやや難しいですがなかなか攻略のし甲斐がありますので、 雰囲気が気に入った方はプレイしてみても良いのではないでしょうか。 ただし、バカゲーとか鬼畜物とかは思わない方がいいです(^^; 結構真面目な人間ドラマですので。 最後に。「悪人が正義のヒーロー」がウリのゲームで、主人公がいきなり 正義に目覚めるのはどうよ(^^; # ウリ、なくなってんじゃん(^^; |