魔法戦士プリンセスティア | |||
---|---|---|---|
ブランド名 | Triangle bitter | ジャンル | 調教AVG |
発売日 | 2003.05.23 | 定価 | \8,800 |
パッケージ | 紙製パッケージ(222x155x48mm) | マニュアル | B6ブックタイプ |
DISC容量 | Disc1 : 627.2MB、CD-DAなし Disc2 : 631.2MB、CD-DAなし |
||
原画 | 斎藤なつき | シナリオ | 反事象桂林 |
音声 | 女性キャラクターフルボイス、島香麗子、彩世ゆう、飯田空、木葉楓、北都南、日向裕羅 | ||
インタフェース | メッセージ送りのみキーボード可 | 描画 | Window・フルスクリーン両対応、 800x600 |
セーブ箇所 | 無制限 | 歌 | あり(1曲、OP) |
おまけ | ヒロイン調教の成果、ヒロイン調教の様子、ヒロインたちの行く末、日常と非日常の調べ、 ヒロインたちの囁き |
||
対象属性 | 魔法戦士、お姫様、触手、凌辱、調教、媚薬、赤髪、ストレートロング、リボン、触角、 オーバーニーソックス、ボブカット、母乳、フタナリ、ロリ、お下げ、看護婦、ナース服、 緑髪、ストッキング、ガーターベルト、女医、白衣、レズ |
||
1プレイ時間 | 5〜10時間 | お奨め度 | 7 |
レビュー |
概要 |
主人公・メッツァーは異世界「ロア」の悪の組織「ゼーロウ」の幹部。地球上で ロアの戦士であるスイートナイツの捕獲作戦に成功したメッツァーは、捕獲した スイートナイツ達に調教を施していた。そんなある日、ロアから王女ティアナが 地球を来訪し、メッツァーは王女捕獲計画を任される。メッツァーは王女を捕ら えることができるのか。王女とスイートナイツ達の運命は……という、調教AVG。 このゲームは「魔法戦士スイートナイツ(以下、前作)」の続編であり、前作に 出てきた設定が数多く使用されています。そのあたりはいちいち説明するのも 無駄ですので、詳しくは前作のレビューをご覧ください(手抜き)。 |
キャラクター・CG・音声・音楽 |
キャラクターは以下の通り。 ティアナ・リリアン・トランシルヴェール。(CV:島香麗子) 異世界ロアの王女で聖涙石の力を借りて魔法戦士プリンセスティアに変身する。 正義の心と自愛に満ち溢れた優しく真面目な娘。 スイートリップ。(CV:木葉楓) 地球を悪の手から守るためにロアから使わされた正義の魔法戦士。 しかしメッツァーの手に落ち、凌辱の日々を送っている。前作のヒロイン。 スイートキッス。(CV:北都南) スイートリップと同じく地球を守る正義の戦士。 ココノ・アクア。(CV:日向裕羅) 元ロアの騎士だが、メッツァーの調教により性奴隷となり、現在はメッツァーの 片腕として働く。 フェリセス・レクシア。(CV:飯田空) 元ティアナ近衛騎士団長。 現在はメッツァーの性奴隷となり、メッツァーの為に働く。 エレニス・レクシア。(CV:彩世ゆう) ティアナ近衛騎士副団長。ティアナをロアに連れ帰るために地球にやってきた。 絵の方はとても可愛くかつ色気のある絵ですね。 CGの処理も丁寧で綺麗でいいと思います。 立ち絵はパターンが少な目で表情のバリエーションもそれほどありません。 ただ、ゲームのほとんどはイベントCGで進むため、立ち絵が表示される箇所 自体少な目なのですし、戦闘シーンの立ち絵はパターンも豊富ですから、 物足りなさを感じることはありませんでした。 あと、前作に出てきたキャラクターも全て新規CGが使われているようで、 前作と微妙に服装などが変わっています。 個人的には前作よりも今回の絵の方がシャープでバランスもいいため好き かもです。 キャラクターはヒロインがほとんど正義の戦士で、みんな正義に燃える真面目 な娘なため、言ってしまえば似たり寄ったりなキャラクターばかりなのです。 しかし、キャラクターごとに凌辱・調教の方向性を変えることで、上手く差異を 出してあると思います。 やっぱココノ萌え。今回はスイートリップもかなりの勢いで好きですが。 ……二人とも前作のキャラなのは気にしてはいけません。 音声はキャラクターとのマッチングもばっちりで、演技も申し分なし。 前作のキャラは同じ声優さんが引き続き担当なさっていて安定していますし、 新キャラの方も負けず劣らずいい演技で盛り上げてくれます。 ただ、1個所シナリオとは思えない、素の音声っぽいものが入っていたのは ちょっとどうかと思います(^^; いや、珍しいものが聞けてこれはこれで面白かったですが……。 音楽は比較的静かな曲が多いですね。ほとんどの曲に同じ音色が使用されて いるため、ややバリエーションは少なく感じました。 ゲームを起動するとオープニングムービーが流れます。 歌はアップテンポでビートの効いた格好いい曲。……ちょーっと格好良すぎる 気がしないでもないですが(^^; 絵の方はキャラクター紹介やシーン紹介が主ですが、途中の変身アニメーション なんかはなかなか良かったです。もうちょっと動きが欲しいところですけど。 ただ、私の環境ではちょっとムービーがカクカクする所があって残念。 640x480のフルサイズムービーなのである程度マシンパワーが必要なのは仕方 ないと思いますが、ムービーファイルを直に再生すれば滑らかに再生されるので、 プログラム側で若干負荷がかかっているように思えます。 |
システム |
インタフェースはメッセージ送りのみキーボード可。 既読スキップ、強制スキップ、バックログ、オートモード搭載。 バックログはマウスのホイール機能にも対応しており、音声も再生されます。 バックログを使うと画像も戻るのはなかなかいいですね。ただ、バックログ モードから抜けるためには最後までメッセージを戻さなければならないのが ちょっと煩わしいですが。何ページも遡って表示した場合、同じだけ戻さないと 復帰できないのはちょっと。ワンキーで復帰したいところです。 描画はWindow・フルスクリーン両対応。画面サイズは800x600です。 動作は重め。CPU利用率はそれほど高いわけではないのですが、描画の時のみ CPU利用率が跳ね上がります。 あと、戦闘中の魔法アニメーションが遅くてちょっといらいらします。 エフェクトをOFFにしてもこれは切れないのは辛いです。 セーブ箇所は無限? 150個までは確認しましたが、上限があるのかどうかは確認 できていません。セーブ/ロードは随時可能です。 セーブデータはセーブ日時の他、そのシーンの画像とコメントを格納することが 出来ます。画像は格納しないように設定することも可能です。 セーブに関して、たまにセーブしようとするとボタンも何も押せなくなってしまう 状態が発生しました。たぶんコメント入力状態になっているにも関わらず画面 には何も出ていない状態になっているんだと思いますが。やや不安定です。 あと、操作もいまいち直感的でなく、マウスとキーボードを併用しないといけない ようなインタフェースで若干煩わしいです。。 システムは選択肢決定型のアドベンチャー。魔法戦士と戦うときは上魔1体と 下魔3体を指定して連れて行きます。 下魔の補充や上魔の召喚はマナを使用して行うのですが、このマナは魔法戦士 との戦闘でしか増やすことができず、マナがなくなった状態で魔物がいなくなると ゲームオーバーになるので注意。 魔法戦士との戦闘は物理ダメージを与える「攻撃」と、性感を与える「恥辱」が あり、どちらで倒すかによってその後のイベント内容が変わります。 恥辱によって倒した場合、性感を与えた部位によってもイベント内容が変化し ます。 魔法戦士との戦いで生き残ったり、訓練を行うとレベルが上がって各能力値が 上昇し、魔法戦士との戦いを有利に進められます。 |
シナリオ・プレイ感 |
ゲームは王女ティアナが地球にやってきて、メッツァーが王女捕獲計画を 発動するところから始まります。 メッツァーは前作同様人間の姿になって学園に潜入し、そこで同じく学園に スイートナイツ達を探すため入ってきたティアナと出会います。 そして、人間の姿ではティアナに優しく接して信頼を築き、メッツァーの姿 ではティアナを戦闘で倒し、凌辱していきます。 それと平行して、既に捕獲してあるスイートナイツ達の調教を進めたり、 王女を連れ戻しにきたエレニスも捕獲し調教したりします。 なんというか、もう終始調教という感じです。 とりあえずスイートリップ。一般人の前で凛々子だの香那葉だのと言うのは やめろ(笑) 正体バレバレです(^^; # でも、なぜか誰も気にしていない。知り合いはいないのか(^^; シナリオは上記のように終始調教という感じでストーリー性はやや薄め。 しかし、調教によって徐々に性奴隷に堕ちていく様は良く描かれていると 思います。 ただ、オープンカフェに既に行ったことがあるのに初めて行ったようなことを 言ったり、ちょっとイベントの不整合も見られますね。 Hシーンは声優さんの熱演もあってH度はかなり高め。シチュエーションも 各キャラクターによって色々と用意されており、シーンの数も多め、尺も 長めでボリューム満点です。 ただ、冷静に考えるとほったらかして見ているだけのプレイなんかも結構 多いんですけどね(^^; 主人公自ら手を下すことは少ないです。 あと、テキストだけで見ると、ただひたすらあンあン書いてあるだけの部分が 非常に多く、音声がなかったらちょっと厳しいかも知れませんね。 もう少し音声に頼らないテキストが欲しいところです。 あと、CGの方ですが1シーンにCG1〜2枚程度でちょっと物足りませんね。 表情などのパターン違いもやや少なめで、テキストの内容と絵が合っていない 所がいくつか見受けられました。 シーンの数は多いので全体としてはかなりの枚数あるのですが、こういう所は もう少しこだわって欲しかったです。 テキストはHシーンの喘ぎ声を除けば読みやすいと思います。 喘ぎ声はテキストだけ見るとかなり単調で気持ちが伝わってきません……。 あと、凌辱シーン前後や日常パートでテキストの使い回しが多いのがちょっと 気になりますね。特にHシーンの中にまったく同じ言い回しが何度も出てくると ちょっと萎えます。シーンの数が多くて大変だとは思いますが、このあたりにも こだわって欲しいところです。 とりあえず「役不足」の使い方が間違っているのには目を瞑りましょう(笑) それと、一箇所テキストと音声が1つずれて再生されることがありました。 |
プレイ時間・難易度 |
ゲーム期間はティアナを性奴隷にするまで。ティアナに対して何回調教を 行ったかで決まるっぽいです。 ワンプレイは5〜10時間。1回のプレイでどれだけイベントを見るかでかなり 変わってくると思います。サブキャラ全員を調教しつつ、音声も全部聴くと 10時間近く(以上?)かかると思います。 難易度はクリアするだけなら低め。ティアナを倒して調教し続ければクリアは できます。戦闘も、攻撃方法を絞り込んでその攻撃に長けた魔物を連れて 行けば勝てると思います。 ただ、エンディング分岐の条件が解りづらく、どの上魔で倒したか、どの 攻撃方法で倒したかでイベントも分岐し、イベントの数自体もかなり多いため、 コンプリートするのはかなり大変だと思います。 |
総評 |
お奨め度ですが、変身ヒロイン凌辱調教物が好きな人には大お奨め。 というか、そういう人のために作られたゲームです(^^) オプションで触手好きな人なんかにもお奨めできると思います。 触手シーン自体はそーんなに多くはないのですが、魔物による凌辱が多いため それに類するシーンは非常に多いです。 凌辱が苦手な人とか、主人公以外のキャラにヒロインが襲われるのは耐えられ ないという人は、避けたほうが無難でしょう。 ただ、前作で出てきた設定がほとんど説明もなく当たり前のように出てきたり するため、前作をプレイしていないとちょっと辛いかもですね。 細かいことは気にしなければ楽しめると思いますけど、より深く楽しむため には前作をプレイしてからプレイすることをお奨めします。 問題点は、システム、とりわけセーブ周りの不安定さ。 セーブしようとして固まるのは辛いです(^^; 操作性もやや悪いので、この あたりはちょっと改善して欲しいですね。 修正ファイルを入れないとおまけモードが壊滅的というのもいただけませんが、 まあこちらはゲームの進行には影響ないですし。 このゲームをプレイしていて一番感じたのは、声優さんってすごいなー、です。 このゲーム、Hシーンのテキストはいまいち抑揚(メリハリ)がなく、絵の方も 各シーンはやや枚数が少なめなために音声を切ってプレイすると今ひとつ 盛り上がりに欠けるんです。それが、音声が入ったとたんにめっちゃくちゃ エロいシーンに早変わりします。これはもう見事としか言いようがありません。 ビバ! 声優さん!! なので、音声がなくても通用するぐらいのテキストが用意されていれば、その 破壊力はさらに上がると思いますし、もっと高い評価ができると思いますので、 是非頑張って戴きたいところです。 幸い(?)エンディングは明確に終わりという感じではなく、まだメッツァーの 野望は途中という感じですので、続編が楽しみです。 ……しかし、王女まで捕獲してしまったら、次回作のヒロインは誰になるの でしょうか? やっぱり女王クイーン・グロリアですか?(^^; # 意表をついて王子とか?(笑) ←ありえねぇ(^^; ##ゼーロウの偉いさんってのもアリかもですね。 ともあれ、前作より確実にパワーアップしていますので、前作が気に入った方 なら文句なくお奨めできるかと思います。 ……前作よりパワーアップしているのに、お奨め度が同じなのは気にしては いけません(^^; 前作をプレイしていない人にはやっぱりお奨めはし辛いので 若干低めにせざるをえないんですよねー。なので、前作が気に入っている 人は+1点しても問題ないかと思います。 最後に。聖涙石って、実は呪われたアイテムなのでわ?(^^; あれに頼ったばっかりに負けてる気がするんですけど……。 |