ダンジョンクルセイダーズ2〜永劫の楽土〜
ブランド名 アトリエかぐや ジャンル 3DダンジョンRPG
発売日 2008.12.19 定価 \8,800
パッケージ 紙製パッケージ(192x272x41mm) マニュアル B6ブックタイプ
DISC容量 2.54GB(DVD-ROM)
ORIGINAL SOUNDTRACK : CD-DA=625.9MB、CD-DA35トラック
原画 M&M シナリオ 神無月ニトロひらいでらく
泉教、なかぢ、
うつろあくた、承次郎、KEMU
音楽 33曲、佐々倉マコト(Angel note)、
KYOKO IDE、根岸咲、shoko、
こより、井ノ原智
あり(1曲、ED)、
Riryka、中瀬ひな
音声 あり、野神奈々、春日アン、金田まひる、風華、水瀬沙季、このかなみ、深井晴花、
井村屋ほのか、紫苑みやび、滑川菊太郎、立花十四朗、こんつ
インタフェース フルキーボードサポート 描画 Window・フルスクリーン両対応、
800x600
セーブ箇所 50箇所+クイックセーブ1箇所 CG枚数 120枚
おまけ VISUAL GALLERY、SCENE GALLERY、SOUND GALLERY
対象属性 ファンタジー、緑髪、ストレートロング、アホ毛、ヘアバンド、オーバーニーソックス、紫髪、
人妻、母乳、金髪、ストッキング、ツンデレ、ショートカット、黒髪、長耳、ショタ、猫耳、
銀髪、ツインテール
1プレイ時間 35〜90時間 お奨め度 8

レビュー
概要
大陸の北方に位置する都市・グラキエスト。そこには、天を貫く巨大な塔
『レヴェリアの角』がそびえ立っていた。その塔の頂上には、何でも夢が
叶う『永劫の楽土』があると噂されている。そして、その塔を巡り、各国、
各団体から、様々な者が様々な目的を持ってグラキエストにやって来る。
主人公は、永劫の楽土を巡って国家間の争いが行われないようにする、
調停者としてグラキエストにやってきた。そして、国家間の争いを避ける
ため、集まった者達をまとめ、永劫の楽土の真実を探るべく、塔に上り
始める。果たして、主人公達の運命は……という、3DダンジョンRPG。

本作は、2006年12月に発売された『ダンジョンクルセイダーズ』(以下、前作)
の続編にあたる作品です。ただし、内容的にはほとんど関連はありません
ので、未プレイでも問題ありません。
キャラクター・CG・音声・音楽
キャラクターは以下の通り。

エンデ。(CV:野神奈々)
新興軍事国家ベルナスの騎士。レヴェリアの角の頂上にある理想郷を調査
する任務を受けてやって来た。命令に忠実で、有能な騎士。戦乙女と呼ばれ、
恐れられていた。感情表現に乏しく、堅苦しくぶっきらぼうな物言いをする。
しかし、女の子らしい物に興味はある。『三騎士物語』が大好きで、いつも
絵本を持ち歩いている。

ミリア=サルディン。(CV:風華)
宗教国家オラシオンの司祭。レヴェリアの角の調査・封印のためにやってきた。
魔法的な物はすぐに封印したがる。欲望に忠実で、お色気たっぷりのお姉さん。

グリシーヌ=ルフトハウゼル。(CV:金田まひる)
魔導国家マギウスの魔導学院に通う。伯爵家の一人娘。学院主席。
研究課題として、レヴェリアの角の真相を突き止めるためにやって来た。
プライドが高く、強気で勝ち気。自分の似顔絵ポスターを貼って回る。

レジーナ=ノギア。(CV:水瀬沙季)
グラキエスト警備隊隊員見習い。明るく優しく家庭的で面倒見のいい女の子。
料理が得意。面倒見が良く、いつも周りの人に気を遣う。父親がレヴェリアの
角に入ったまま帰ってこないため、探すためにもパーティに加わる。

カバネ=ユエン=ホムラ。(CV:春日アン)
東方のホムラ帝国の姫。妖魔の血が混じっている、じゃじゃ馬の吸血姫。
レヴェリアの角を止めるため、ミズチを捕まえるため、グラキエストにやって
きた。明るくノリが良く人をからかうのが好き。

シルヴィア=ヴェスパー。(CV:深井晴花)
ウィザーディア魔法学院の筆頭導師。レヴェリアの角の調査のためやってきた。
我が儘で短絡思考な女性。魔力は強大。天然危険物女。呼吸する危険物。
ツカサの事が大好きで、面倒を見つつ、身の回りの世話をやらせている。
2005年2月に発売された『マジカルウィッチアカデミー』のヒロインの1人。

ツカサ=ストロビラントゥス。(CV:井村屋ほのか)
シルヴィアの弟子。シルヴィアと共に、レヴェリアの角の調査にやってきた。
シルヴィアの身の回りの世話をしつつ、戦闘のサポートも行う。
やや気が弱く、大人しい男の子。
マジカルウィッチアカデミー』の主人公。

カルディア=トロイメロール。(CV:紫苑みやび)
レヴェリアの角に住み着いている盗賊。派手好きで高慢で我が儘。
ヒカゲとアイアンハイドの3人でパーティを組んで活動している。
シルヴィアとは過去に因縁がある。

ロゼ。(CV:このかなみ)
カルディアに雇われていた魔物狩り。人間離れした怪力を誇る剣士。
常に冷静で知的。圧倒的な戦闘力を誇る。強い者が大好き。

ナーダ。(CV:井村屋ほのか)
街の中で1人たたずんでいた謎の少女。主人公に懐き、「パパ」と呼ぶ。
純粋で無邪気な女の子。人形遊びが大好き。

ミズチ=マオ=ホムラ。(CV:紫苑みやび)
ホムラ帝国の皇女で、カバネの姉。禁を犯し、一族を追放されて国を出て、
それ以来お尋ね者となっている。妖艶な美女。

ルーファン。(CV:野神奈々)
レヴェリアの角の中で店を開いている謎の少女。報酬を支払えば、望みを
叶えてくれる。人生を楽しむ天才。

絵の方はすっきりとした絵柄でありながら、色気たっぷりでかつ可愛らしい、
非常に魅力的な絵柄。
CGはやや抑えめ色遣いで、丁寧に処理されていていいですね。
立ち絵はポーズ変化はなし、表情変化はあり。アドベンチャーパートは大抵
イベントシーンですし、そんなに立ち絵で進行することは多くないので、特に
気になることもありませんでした。

キャラクターは個性豊かな面々揃い。ヒロインはそれぞれ目的を持っており、
その目的のために様々な行動を起こします。掛け合いはとても面白く、また
パーティのメンバーが多いため、色んなキャラとの掛け合いが楽しめます。
キャラクター的にはカバネが好きです。ノリが良くて親しみやすくて。
エンデも途中からめちゃめちゃ可愛らしくていいですね。
ただ、ゲーム的には、レジーナが大好きです。めちゃめちゃ使いやすいですし、
また健気で優しくていい子で。
ということで、スロータ萌え。←帽子です
# 一番好きなのはルーファンだったりしますけど。

音声はキャラクターとのマッチングはほぼ良く、演技の方も問題なし。
ただ、エンデはちょっと可愛らしすぎるかな? という気もしましたが。
サブキャラは兼ね役の人も多いですが、特に違和感はありませんでした。
淫語は一応伏せ字になって、ピー音も入りますが、ピー音はもはや鳴っている
のか聞き取れないぐらい短く小さいです。なので、ほぼそのまま聞こえます。

音楽は静かで落ち着いた雰囲気の曲が多め。探索中は、同じ静かでも緊迫感の
ある曲が使われ、戦闘シーンなどは勇ましい曲と、シーンに合わせて使い分け
られています。総じて深みや広がりのある曲が多く、単体で聴いても充分楽しめ
るかと思います。

エンディングは歌あり。力強く格好いい歌で、ラストの雰囲気をぴしっと締めて
くれます。
システム
インタフェースはフルキーボードサポート。
既読スキップ、強制スキップ、バックログ、オートモード搭載。
バックログはマウスのホイール機能に対応しており、音声の再生も可能です。
通常のメッセージ送りもホイールで可能、音声のリピート再生も可能です。

描画はWindow・フルスクリーン両対応。画面サイズは800x600です。
動作は比較的軽快。たまに引っかかることもありますが。
スキップ動作はそこそこ高速。あまり使うことはないと思いますけど。
前の選択肢に戻ることも可能です。……ますます使い道がないと思いますが。

セーブ箇所は50箇所+クイックセーブ1箇所。セーブ/ロードはAVGパートでは
随時可能です。
RPGパートでは、通常のセーブは出来ませんが、中断して、そこから再開する
ことが出来るようになっています。
RPGパート中に出てくるAVGパートのみ、セーブも中断も出来ません。
セーブデータはセーブ日時の他、シーン画像とシーンタイトル、パーティー
メンバーのレベル、プレイタイム、所持金が保存されます。
数としては、要所要所でセーブすればいいだけですし、これだけあれば充分
かと思います。
ただ、クエストを開始すると問答無用でメンバーを固定されることがあります。
その時、そのメンバーが全然成長していないと詰みます。直前のセーブデータ
から再開するしかありません。なので、クエストが終わって街に戻ったら、必ず
セーブしておきましょう。
また、裏技として、RPGパート中でも、ロード画面を開いて、そこからセーブ
画面に切り替えることによって、セーブが出来ちゃったりします。

システムは最大9人のメンバーから、5人を選んでパーティを組む3D RPG。
パーティは主人公のアリオンを含めて自由に選ぶことが出来、クエストに
合わせて好きなように選択出来ます。
武器防具は固定で、そこに魔氷石と呼ばれるアイテムを最大3つまではめる
ことにより、特殊な能力を得られます。魔氷石は、合成することによって、
より強力な魔氷石を生成することが出来ます。また、特定の魔氷石を組み
合わせることによって、追加効果を得ることが出来たりします。武器をコロ
コロ変更するシステムは、武器に愛着が持てないんですが、このシステム
だと武器は固定なのでいいですね。なかなか面白いシステムだと思います。
また、外套やネックレスなど、アクセサリを1つ装備することが出来ます。
そして、SPを消費することにより、スキルを覚えることが出来ます。SPは、
レベルが上がる度に1点増えます。スキルは条件を満たすと新たなスキルを
覚えることが出来、スキルツリーで表現されます。
各スキルは最大10レベルまで上げることが出来、幅広くスキルを覚えたり、
特定のスキルだけを伸ばしたり、自由な育成が可能です。

ディスクレス起動可。バックグラウンドでの動作も可能です。
主人公の名前は「アリオン=フェブリオ」固定です。
シナリオ・プレイ感
ゲームは主人公がグラキエストにやってきて、ヒロイン達と出会い、パーティを
組んでレヴェリアの角を探索するところから始まります。各ヒロインは目的を
持ってレヴェリアの角を探索しており、徐々にそれがストーリーに絡んで来る、
という感じ。

前半は、即席パーティが徐々に信頼関係を築いていくところが描かれます。
まあ、基本的に塔の探索を繰り返していくだけですが。
探索の中で、ロゼ、シルヴィア、ナーダといったキャラと出会い、仲間に加えて
いくことになります。

後半は、各ヒロインの目的などを絡めた展開になります。
国家が絡むようなスケールの大きな話になったり、シリアスでハードな展開に
なったりします。

最後は、まあ、落としどころはこんなところかな、という感じで。
比較的すっきり綺麗に終わってくれます。

このゲームは、自由にパーティを組んで、好きなようにスキルを覚えて進める
ことが出来ますが、途中、特定のキャラクター固定で戦闘をしなければなら
ないこともあるため、出来るだけまんべんなく育てておく方がいいでしょう。
少なくとも、マメにセーブして、ヤバそうだったら塔に入ってレベルアップを
するようにした方がいいです。

また、アイテムは基本的に敵を倒した時に得られる物や、宝箱の中に入って
いる物で事足りますので、店でアイテムを買うことはほとんどありません。
お金を使うのは、魔氷石の合成ぐらいでしょう。
ただし、イベントコンプリートを目指すと、莫大なお金が必要になるイベントが
あります。そのため、できるだけ節約して、不要なアイテムはこまめに売る
ようにして、お金を貯めましょう。ドロップ率上昇スキルなども駆使しつつ。

あと、「剣の効かない敵が多くなってきた」というイベントがありますけど、
別に剣のみで戦えてますけど……?(^^;

H度は高め。各ヒロインとも複数回(2〜5回)用意されており、尺の方はかなり
長め、描写も濃厚です。2回戦3回戦は当たり前です。
内容は、いろんなシチュエーションが用意されていますが、仲間のヒロインとは
基本的に合意の上のラブラブHです。シルヴィアのみ、主人公以外との絡みを
見ることになりますが。(ミリアなんかも、似たようなイベントはありますが)
仲間以外のキャラは、お仕置きHという感じで、陵辱まではいきませんが、やや
強引なシーンもあったりはします。
なお、回数はヒロインにによって差があり、レジーナは3回、ナーダにいたっては
2回と、ロリに厳しい仕様になっています。
なお、ヒロインによってはおまけ的なHイベントも用意されていたりします。

テキストは誤字等はあまり目に付かず、テンポも良く読みやすいテキストだと
思います。たまに、テキストと音声が違っていたりもしますが。
プレイ時間・難易度
ゲーム期間は不明。レヴェリアの角を攻略するまでです。

ワンプレイは35〜90時間。進め方によって大きく変わります。サブクエストは
一切無視してクリアに一直線で30時間ちょい、全てのクエストをこなして
マップを100%にしつつレベル上げやアイテム集めもやって90時間強、という
ところでしょうか。セーブデータにプレイタイムが保存されるのですが、私の
プレイタイムは60時間弱でした。実際にはもっとかかっているハズなんですが、
どうも CONTINUE をすると、それまでの時間が保存されないようです。
なお、クリア後にエキストラダンジョンが出てきて、その中にもイベントが
あるため、そこまでクリアしようとすると、さらに+20時間ぐらいかかることに
なりますので、ゆっくりじっくりプレイしていると、簡単に100時間以上かかって
しまうかと思います。
ちなみに、エキストラダンジョンの最後の敵、ディメンジョン=ドリフターとの
戦闘だけで、3時間かかりました(笑)
# アイテム集めるために、極力攻撃力下げて戦ったら、ほとんどダメージが
# 通らなくなっちゃったので(^^;

難易度はやや高め。基本的にバランス良く育てていれば、それほど困ることは
ないかと思いますが、偏った育て方をしていると、ちょっと辛いかも。
また、途中でメンバー固定にされたり、やたら強い敵が出てきたりするため、
マメにセーブして、ヤバいと思ったらロードしてレベル上げを出来るようにして
おいた方がいいでしょう。
総評
お奨め度ですが、本格3D RPG好きな人にお奨め。
自由度が高くやりごたえのある本格3D RPGで、さらに魅力的なヒロイン達が
織り成すストーリーと濃厚なHが楽しめる、とても密度の高い作品だと思います。
ゲームとしても、H重視でも、どちらでも満足出来るでしょう。
ただ、RPGを進めていかないとHシーンは見られませんので、手軽にHシーンが
見たいという人には辛いと思いますが。

1周はかなり長いですが、ストーリーは一本道のため、基本的に1回クリアすれば
終わりです。ただし、コンプリートするためには、サブクエストも全てクリアしないと
いけませんし、クリア後のエキストラダンジョンもクリアしないといけませんから、
ボリューム的には充分かと思います。

システムは凝っていて面白く、プレイしやすい工夫もされていて、やりごたえも
あって、なかなかいいと思います。前作で感じたかったるさも軽減されていて、
よく洗練されていると思いました。
前作では敵とのエンカウント率が非常に高く、さらに1回の戦闘で敵が20体とか
出てくることもあったので、戦闘が非常にかったるかったです。
今回は、一定歩数歩かないとエンカウントは発生しないようになっており、1回に
出てくる敵も最大で4体になりましたので、格段にプレイ負荷は下がりました。
それにより、全体攻撃能力の価値はやや下がり、複数回攻撃能力の方が重要
になりました。まあそれでも全体攻撃能力はあれば便利ですが。
また、前作はクリティカル発生時にいちいちカットインが入ってかなりウザかった
のですが、それはなくなり、特定の必殺技を使った時のみ、カットインが入る
ようになりました。
あと、スキルが系統立ててツリー構造になったり、武器は固定で魔氷石により
パワーアップするなど、面白い工夫もあって面白いです。
さらに、パーティ編成が自由になり、クエストによって編成を変えるなど、自由度も
高くなっています。
欠点と言えば、パーティが突然前触れもなく固定にされることがあるのと、
アイテムのまとめ売りがしにくいことでしょうか。パーティの編成が変わる時は、
事前に告知するなり、セーブ出来るようにするなり、何らかの工夫が欲しいところ
ですね。いや、実際には、突然そういう状況に置かれるものでしょうけど……。
アイテムを売る時、個数の指定は出来るのですが、1ずつしか増やせないので、
99個売る時は大変です。せめて10単位で増やせるようにして欲しいです。

ともあれ、やりごたえのあるRPGが好きで、かつ濃厚Hも楽しみたい人は是非。
なお、プレイする際には、必ず修正パッチを入れましょう。特定アイテムの効果が
発動されなかったり、特定の場所で落ちたりしますので。
# Ver.1.03を入れても、確実に落ちる場所がまだあるんですけどね……。

なお、前作はプレイしていなくても問題ないですし、一部『マジカルウィッチ
アカデミー』ネタが出てきますが、プレイしていなくても特に問題はないと
思います。

最後に。アリオンとヒカゲの趣味って何ーっ(笑)


以下、ゲームの進め方とかコツとかに絡めた感想。むしろここがメイン(笑)
ただ、若干ネタバレも含みますのでご注意を。まあ、ストーリーに絡むような
重大なネタバレはあまりないので、大丈夫かと思います。


以下、私なりの進め方。
まず、このゲーム、MPに比して、各スキルの消費MPが高いため、MP回復系の
スキルがない限り、スキルは多用出来ません。そのため、雑魚との戦闘は
スキルを使わず進められることを考えます。
どうせならオートで進められるのが楽なので、通常攻撃能力を高めることを
最優先にします。なので、スキルはパッシブスキルを中心に、あとは回復系
スキルや補助系スキルを覚えていきます。

パッシブ系スキルで有効なのは、レジ−ナの『目利き』とロゼの『狩人の目』。
これはアイテムの発見率を上げるもので、これがあるとないとで魔氷石の
集まり方が全然違います。体感的には、『目利き』の方が効率がいい感じ。
『大盗賊の戯石』という魔氷石は、戦闘中にアイテムを盗める物で、これも
あるとさらに良し。ただし、魔法では盗めないみたいです。

あとは、レジーナの『先制攻撃』、ミリアの『カウンターマジック』、グリシーヌの
『マナリンク』、カバネの『生命回流』、ロゼの『カウンター』あたりもあれば
便利です。

なお、回復魔法の効果は魔法攻撃力に比例するので注意。

また、レベルは最高99なので、初期SP 3点とあわせて、SPは実質101まで。
なので、全てのスキルを覚えるのは無理です。そのため、欲しいスキルを絞り、
効率よく育成する必要があります。初回版に同梱のクロニクルを見て、欲しい
スキルを選んでおくといいかも。(名前だけしかわかりませんが(^^;)
# なお、エキストラダンジョンで、倒すとSPが手に入る敵もいます。

以下に、各キャラ別に見てみます。

・アリオン
物理攻撃、魔法攻撃、回復と、なんでも出来る万能キャラ。魔法防御弱め。
『フルヒール』は覚えておいた方がいいでしょう。
最終スキルである『結束』はあれば便利ですが、覚えるのが大変で、後半に
ならないと覚えられないので辛いです。
『これでもくらえ!』も、やや覚えにくく、効果も微妙かも。
このあたりはお好みで。やや中途半端かも。

・エンデ
圧倒的な防御力を誇る、パーティの盾。最前衛に置きましょう。
『オートガード』を覚え、『挑発』すれば、パーティの生存率は跳ね上がります。
ただ、魔法攻撃や全体攻撃には無効ですけど。
最終スキルの『千剣の壁』は便利ですが、前提条件がキツいです。
『フルガード』なんて使わないスキルを10まで伸ばさないといけないので……。
攻撃力は案外弱いので、アイテムで補強する必要があるでしょう。
『騎士の誇り』を10にすれば、でたらめな強さを発揮します。雑魚戦で使う
ことはまずないでしょうけど。

・カバネ
物理攻撃、魔法攻撃どちらもこなし、魔法防御も敏捷もそこそこ。ただし、
物理防御が紙同然。物理防御は捨てて、回避に振るのが賢明かも。
『回避率ボーナス』を10にして『輝雷獣の尖角石』を3つ装備し、『ちいさな靴』を
はけば、回避率100%なんてステキなことになります(笑)
# アリオン、レジーナ、ナーダでも同様に回避率100%に出来ますが、アリオンと
# レジーナは魔法防御が低いので、魔法で攻撃されたら終わります(^^;
他のスキルでは、『生命回流』が便利。毎ターン自動的にHPが回復します。
『七刀乱舞』も強くて派手で格好いいので好きです。
最終スキルの『霊素融合』は覚えにくすぎるうえにいまいち使い勝手が良くない
ので、無理に覚える必要は無いかも。10まで伸ばせば便利は便利ですが。
致死耐性も高いのがポイント。普通にダメージで死にますけど(^^;

・グリシーヌ
基本は魔法攻撃一辺倒。どう育てても最終的には『マナバースト』に行き着く
ため、自由度は低め?
とりあえず、『マナリンク』を覚えると、毎ターンMPが自動回復するので、
無尽蔵に魔法が使えるようになります。
火属性のスキルが覚えやすいので、まず『インフェルノ』と『マナリンク』を
覚えて、その後『ワールドジェネシススーパーノヴァ』から『マナバースト』と
覚えていけばいいでしょう。
『戦乙女の髪飾り』を装備して行動順を最速にし、『マナリンク』『マナバースト』を
10にした『ワールドジェネシススーパーノヴァ』は、もはや暴力的。
雑魚キャラには何もさせないまま殲滅することが出来ます。しかもMPは即回復。
早ければ60レベル程度で完成する最速強化キャラ。後半はSPを持て余します(^^;

・ミリア
基本は回復一辺倒。攻撃は捨てちゃってもいいかも。
ただ、回復量は魔法攻撃力に比例すること、ミリアが敵を倒さないと見られない
イベントがあること、聖属性の攻撃に弱い敵がいることから、『ホーリーワード』
まで覚えておくと、何かと便利かも知れません。『グローリア』までは不要でしょう。
回復系の最終スキル『アンセム』はあれば便利ですが、そこまではいらない気が
します。
別系統の最終スキル『破魔の法』はパッシブなのであれば便利。途中で覚え
られる『カウンターマジック』も使えます。ただ、覚えるのは結構大変ですが。
しかも、発動率は低めなので、いざというときに発動してくれなくて切ないです。
状態異常の回復スキルを持っていますが、レベルを上げないと回復出来る
異常が限られるため、注意が必要です。また、自分自身が異常状態を受けて
しまうと、スキルが使えなくなったりしますので、耐性を上げる必要があるかも。

・レジーナ
物理攻撃は低めで、物理防御はそこそこですが、魔法防御がめちゃ低く、
やや戦闘では使い勝手の悪いキャラ。
ただし、敏捷はトップクラスで、大抵一番最初に行動出来るため、サポートに
徹するとかなり使えます。
『目利き』と『先制攻撃』はあると格段に楽になります。先制攻撃が出来れば、
状態異常攻撃をされる前に封じることも出来ますし。
また、回復スキルはあると便利です。敵に殴られる前に回復しておけるので、
いざというときに役立ちます。ただし、魔法攻撃力が低めのため、効果はあまり
高くないので、あくまで緊急用で。行動順が早いため、いざという時に真っ先に
回復出来るのはありがたいです。
他にも、『アクセル』で味方の敏捷を上げたり、『警戒』でエンカウント率を
下げたり、便利スキル山盛りです。一番よく使ったキャラかも。
最終スキルの『援護攻撃』はあんまり使えませんけど。

・ロぜ
圧倒的な物理攻撃力と、最低な魔法防御力とMPを誇るキャラ。
アイテムドロップ率を上げる『狩人の目』と、物理攻撃を跳ね返す『カウンター』は
あると便利。『カウンター』は発動率低めですけど。
耐性を上げることが出来る『適者生存』もかなり便利なので、全員にかけられる
ようになる 6レベルまで取っておくといいでしょう。
最終スキルの『剣術指南』は強力ですが、覚えるのが大変すぎ。覚える頃には
みんな充分強くなってます(^^;
MPが低いため、攻撃スキルは多用出来ないのが辛いところ。
攻撃力をガン伸ばししつつ、魔法防御を補うようにしましょう。
なにげに、致死耐性も高いのがポイント。

・シルヴィア
強力な魔法を操る、最強魔法使い。敵を一撃で消し去るようなスキルを持ち、
雑魚戦では無敵です。ただし、MP回復スキルがなく、消費MPもデカいため、
連発出来ないのが辛いところ。結果、雑魚戦では素手で殴ることに(^^;
魔法使いの割には、攻撃力が高いんですよね。
最終スキルの『最適解』は不要。『ジャッジメント』の方がまだいいです。
『ディスインテグレート』や『サイクロン』で充分ですが。
中盤以降に仲間になるため、やや使い勝手は悪いかも。
どちらかというと、高レベル(最後の方に覚える)スキルよりも、低レベルの
スキルの方が、使い勝手がいいように思います。
『ブーストマインド』なんかも何気に便利ですし。

・ナーダ
特殊なスキルが多いので使いどころに困るキャラ。敏捷が高く、物理防御が
低いです。魔法攻撃力は全キャラ中最高。
基本は『お守り人形』でダメージを減らしつつ、『人形たちの雪合戦』あたりで
攻撃する感じでしょうか。魔法攻撃力が高いため、かなり強力です。
MPが減ってきたら『空腹人形』を使うか、『気遣い人形』まで覚えて自動回復
するか。『空腹人形』は、敵のMPを減らせるため、スキルを使えなくしてしまう
ことが出来、永続する沈黙という感じで便利です。
特にボス戦では、MPが枯渇すると攻撃手段の無くなるボスが多いため、かなり
重宝します。ただ、ボスはMPが多いので、なかなか枯渇しませんけど。終盤で
手に入る魔氷石『魔術王の稀石』を使えば、一定確率で魔法を追加発動出来る
ようになりますので、これを使えば比較的早く枯渇させられるかも。
最終スキルはあまり使い勝手は良くないというか、他のスキルで充分強いです。
後半にならないと仲間にならないので、既に戦略が出来上がってるうえ、
トリッキーなスキルが多いので、なかなか使いどころに悩みます。
でも、育てておかないと、あとで痛い目に遭います(^^;
それに、回避を100%に出来るうえ、魔法防御もバカ高く、ダメージを受けても
『お世話人形』『気遣い人形』で自動回復し、行動順も早いうえに、敵の防御や
バリアを無視して直接届きMPを枯渇させて無力化出来る『空腹人形』もあって、
実はパーティ内最強のように思います。まあ、相手にダメージを与えるという
点では、ロゼやシルヴィアには劣りますけど。
でも、エキストラダンジョンのボスは、ナーダなしでは勝てる気がしません……。
空腹人形でMP枯渇させないと辛いです。


こんな感じで、私はオート戦闘に主眼を置いた、物理攻撃力重視のパーティ
編成のため、普段はエンデ、アリオン、ロゼ、レジーナ、カバネでした。
今作は、戦闘中に受けた状態異常は、戦闘が終わると回復するため(戦闘
不能以外)、回復担当のミリアは外し、アリオンとレジ−ナでカバーしてます。
ただ、アリオンとエンデ、アリオンとカバネ、初期メンバーなど、固定メンバーで
戦わなければならないことがあるので、全員をまんべんなく育てておくのがいい
でしょう。
あと、アリオンはエンデやカバネとペアで戦うことがありますので、『ヒール』や
『フルヒール』は覚えておいた方がいいと思います。そうじゃないと、湯水の
ように回復薬を使うハメになります。(まあ、嫌と言うほど手に入りますが)
# 後半、オートで戦うのが辛くなってきたら、エンデの代わりにナーダを投入、
# 回復役としてアリオンの代わりにミリアを投入、という感じで。

最後にアイテムですが、前述の『大怪盗の戯石』以外に、便利な物を。
まず、『クラヤミグモの巣石』は、麻痺と沈黙を同時に与えられるので、
どちらかが効けば、行動を封じるか、スキルを封じることが可能です。
これの上位に、毒・睡眠・沈黙を付与する『カイゼルコブラの頭石』があり、
麻痺に強い敵には便利です。ボスにも毒は効くので、ボス戦でも使えます。
さらに上位に、全ての状態異常を付与する『呪殺石』もありますが、これは
最後の方にならないと手に入らないので。
中盤で手に入る『ニクスの炎翼石』は、攻撃力ががつんと跳ね上がるので、
『大怪盗の戯石』を駆使して、出来るだけ集めたいところ。ただし、これを
装備すると氷耐性がなくなるので、氷属性の攻撃を受けたらヘタすると即死
します(^^;
そういう敵が出てくる時は、素直に攻撃石を付けましょう。
後半にならないと手に入りませんが、『鋭撃石』のシリーズは、攻撃回数を
増やせるので便利。『無双石』以降は、全体攻撃化が出来るようになります。
コンボでは、『攻撃石』『魔法石』『致命石』のコンボはアリオン向き。
物理攻撃力と魔法攻撃力(回復力)が跳ね上がります。
まあ、『防御石』『魔抗石』『敏捷石』のコンボの方が便利ですけど。(防御用)

また、一度倒したボスキャラも、塔を出てもう一度塔に入ると復活しているので、
ボスキャラの持っているアイテムをいっぱい欲しいときは、何度も倒しに行けば
いいです。
さらに、ボスキャラの直前でセーブして、ボスキャラを倒してアイテムが出な
かった場合、タイトルに戻ってCONTINUEすれば、もう一度ボスキャラと戦う
ことが出来ます。
このあたりの技を駆使して、効率よくアイテムを集めましょう。
『大怪盗の戯石』を装備していれば、戦闘中にアイテムを盗めるため、攻撃力を
わざと低めにして、1回の戦闘で攻撃回数を増やすのもありかも。
エンデの『守勢の構え』や、『コンゴウガメの堅甲岩』『イニシエガメの樹甲岩』
あたりで攻撃力を下げられます。

こんな感じで、だらだらと書きましたが、最終的には好きなように育てていいと
思います。ただし、あんまり偏った育て方をすると、あとで泣くことになると
思います(笑)



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